恐竜の名前についている「ドン」って何か意味があるの?

イグアノドンの頭骨
「イグアノドン」や「ヒプシロフォドン」などの「ドン」は、ギリシャ語で「歯」という意味の単語「odont」から来ています。イグアノドンは、「イグアナの歯」、ヒプシロフォドンは「高い稜のある歯」という意味です。ちなみに、「なんとかゴン」という名前は、怪獣に時々使われますが、「ゴン」に学問的な意味はありません。怪獣とちがって、恐竜の名前は学名といって、国際的な取り決めで、一定の規則に従ってつけられているのです。
「国際動物命名規約」と呼ばれるその規則は、名前に関するいろいろなことを決めています。例えば、「種名」は「属名」と「種小名」の2つが必要であるということを決めています。具体的にいうと、「イグアノドン・ベルニサルテンシス」という種の場合、「イグアノドン」は属名、「ベルニサルテンシス」が種小名で、2つ合わせた「イグアノドン・ベルニサルテンシス」が種名となります。イグアノドン・ベルニサルテンシスは、ベルギーのベルニサル炭坑から多数の個体が見つかったもので、種小名はその炭坑のあった場所の名前からとられました。ベルニサル炭坑なのに、なぜ「ベルニサルテンシス」となっているかというと、「エンシス(ensis)」という「場所」をあらわす言葉が、「ベルニサル(Bernissart)」のうしろにくっついているからなのです。そういうわけで、「イグアノドン・ベルニサルテンシス」という種名は、「ベルニサルという場所のイグアナの歯」というような意味になります。
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(2006/09/07更新)
