恐竜が何を食べていたのか分かるの?

福井県立恐竜博物館常設展示
「恐竜のからだ・くらし」で
恐竜の食性について紹介しています
恐竜に限らず、絶滅した動物の食性を知るのには多くの手がかりがあります。特に爬虫類や哺乳類の化石には、硬い組織である歯が保存されていることが多く、様々な形のものが知られています。絶滅した動物の歯の形は、その動物が主に肉食性なのか、植物食性なのかを知らせてくれます。多くの場合、肉食性の動物では単純な円錐形や、ナイフのように平たく尖った形をしており、獲物に噛みつくのに適しています。また、さらに歯のふちには「鋸歯」といわれる小さなギザギザなどの装飾があるものが知られており、肉に突き刺すのに役立ったと考えられています。植物食性のものには、植物を食べるために起きてしまう歯のすり減らしに対抗するために、長く伸びた歯や、歯に複雑な突起を持つものなどがあります。また、植物の葉を引きちぎったり、摘み取ったりするのに適した歯も知られています。
歯以外にも、爪もその動物がどのような食性に適応していたのか知る手がかりになります。獲物を捕らえるのに適したカギ爪は肉食動物に見られる特徴ですし、植物食動物では広がって平らなものや、ひづめ状になる傾向があります。
残念ながら、恐竜の胃や腸の化石は現在のところ発見されていませんが、胃のあった付近に食べられたものの化石が発見された例がよく知られています。こうした胃の内容物の化石であれば、その動物が何を食べていたのか良く分かるのですが、糞の化石はどうでしょう?いくつかの恐竜や哺乳類の糞の化石が知られ、その中に食べられた動物の骨片が発見されているものがあります。しかし問題は、その糞がどの恐竜のものか知るのは難しいとうことです。
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(2006/09/07更新)
