ある種の竜脚類は、群れで歩く時、大人が子どもを囲むように歩いたと言われていますが、なぜそんなことが言えるのですか?

福井県の恐竜足跡化石面
アメリカ自然史博物館の後ろ楯で、1940年に、R.T.バードはテキサス州グレン・ローズ近郊のパラクシー川沿いで、白亜紀前期の巨大な竜脚類の足跡化石を発見しました。このことから、竜脚類が群れで行動していたことがわかりました。後にロバート・バッカーは、その足跡群を再検討し、幼い個体が群れの中心にいるなど、「組織された群れ」の存在をほのめかす状況を認めました。連続した歩行跡は歩く速度を推定する材料にもなり、骨ではわからない恐竜の行動を推測する重要な材料になります。足跡に限らず、糞や「かじり跡」のような「行動の跡」とも言うべき化石は、「生痕化石」と呼ばれ、古生物がどのような生活をしていたかを知る手がかりになります。保存の良い足跡の場合は、足の裏の肉球の存在が確認されるなど、骨だけからではわからない情報が得られます。
福井県勝山市北谷の恐竜発掘現場でも、多くの恐竜の足跡が見つかっています。どの恐竜がつけたものかを具体的に知ることはむずかしいのですが、肉食や植物食のものなど、おおよそのことは指の形からわかります。
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(2006/09/07更新)
