恐竜むらへようこそ 恐竜むらトップへ
寺子屋トップへ
なぜなにトップへ 発掘体験トップへ 縁日トップへ
見せ物小屋へ 福井県立恐竜博物館トップへ
なぜなに
恐竜の「なぜなに」を、なぜなにざむらい龍之進[たつのしん]にきいてみたよ!
とらのまきで、一[いち]から九[きゅう]までの「なぜなに」を一刀両断[いっとうりょうだん]するぜ!
登場人物[とうじょうじんぶつ]
タケシくんマーク タケシ
くん
タオミさんマーク ナオミ
さん
なぜなにざむらい 龍之進[たつのしん]マーク なぜなにざむらい
龍之進[たつのしん]
第一章 第二章 第三章 第四章 第五章 第六章 第七章 第八章 第九章
第三章[だいさんしょう] 「恐竜はなにを食べていたの?」
タケシくん 「こんにちは〜、龍之進さま。」
タオミさん 「龍之進さま、またおしえてほしいことがあるんだけど。」
恐竜ものしり 龍之進[たつのしん] 「おぅ、きたか。いってぇ何[なに]をききてぇんだ?今日[きょう]は。」
タオミさん 「肉食[にくしょく]恐竜とか草食[そうしょく]恐竜とかがいるけど、ほかのものって食[た]べなかったのかな?って。」
タケシくん 「ボクたちだってさ、いつもはごはんとかだけど、ときどきお肉[にく]も食べるよね。」
タオミさん 「そう。っていうかなんで大昔[おおむかし]の生[い]き物[もの]なのに、何[なに]食べたのかわかるのかな?とか。」
恐竜ものしり 龍之進[たつのしん] 「ふふん。そうやってふしぎに思[おも]うってのは、すごく大事[だいじ]なことだな。なるほど、食べ物についてか。」
タオミさん 「肉食恐竜が、はらごなしに草[くさ]を食べてたってことが、あったんじゃないのかなって。」
タケシくん 「でも肉も草も食べるんなら、肉食・草食とはいわないよねぇ。」
恐竜ものしり 龍之進[たつのしん] 「あぁ。りょうほう食べるんなら『雑食[ざっしょく]』だな。いま生きてる動物[どうぶつ]たちなら、そのどれなのか見[み]てしらべられるんだが、恐竜たちは見に行[い]くことってのは、お天道[てんとう]さまがひっくり返[かえ]ってもムリだわな。でもどっちかわかる『しょうこ』ってヤツがある。」
タケシくん・タオミさん 「しょうこ?」
恐竜ものしり 龍之進[たつのしん] 「あぁ、化石だ。恐竜化石。もっとも、こいつでしらべられることしか、わかんねぇってことだけどな。」
タオミさん 「じゃ、どんな恐竜化石をしらべればいいんだろう?」
恐竜ものしり 龍之進[たつのしん] 「ん?じゃぁ、からだで食べ物にかんけいしてるってな、どこだかいってみな?」
タオミさん 「えーと、いぶくろ?」
恐竜ものしり 龍之進[たつのしん] 「おぃ!肉のぶぶんは化石にならねぇだろ!」
タケシくん 「え?おなかじゃないとするとー、くち?」
恐竜ものしり 龍之進[たつのしん] 「お、おしいねぇ。こたえは『歯[は]』だ。こいつはからだの骨[ほね]のうちでも、いちばんにかたいからな。化石としてもすごくのこりやすい。のこりやすいってこたぁ、たくさん発見[はっけん]できるから、学者[がくしゃ]先生[せんせい]もたくさん研究[けんきゅう]できるってわけだな。」
タケシくん 「へー、なるほど。」
恐竜ものしり 龍之進[たつのしん] 「そうだ。で、いろいろある恐竜の『歯』をしらべてみるとよ、その形[かたち]で、なかま分けができるってことが分かったんだ。それが肉食と草食ってヤツさ。」
タオミさん 「『歯』の形で?んー、たしかに肉食恐竜の『歯』はとがってるけど、草食恐竜のはそうじゃないよね。」
恐竜ものしり 龍之進[たつのしん] 「ようはそういうこった。とりあえずこのフクイラプトルの『歯』の写[うつ]し絵[え]を見てくれ。たしかにするどくとがってるよな。しかもたいらだ。さぞ切[き]れあじがよかったんだろうぜ、おいらのカタナみてえにな。しかも、このはしっこのほう。虫[むし]めがねでよーく見てやると、はしがノコギリみてぇにギザギザになってやがる。こいつでかまれたら、ぐいぐいくいこんで、そうとうにいてぇだろうなぁ。」
フクイラプトルの歯化石
タケシくん 「うん。いたそうだねぇ。」
恐竜ものしり 龍之進[たつのしん] 「それから、こっちがフクイサウルスの『歯』。ちょうど『ひしがた』みてぇだが、ころころまるっこいよな。」
フクイサウルスの歯化石
タオミさん 「え、じゃあどうやって草を食べたんだろう?」
恐竜ものしり 龍之進[たつのしん] 「おぅ、じゃこっちのあたまの図[ず]を見てくれ。こいつぁフクイサウルスのくちの中の図なんだが、あごをうごかして、こう、くちをとじると、上[うえ]と下[した]の『歯』が『ななめ』にあわさるんだ。このとき、ちょうどハサミみてぇに草が切れるってぇすんぽうだ。」
歯の位置[いち]のカット図
タオミさん 「切れるだけ?切れてくちにはいった草はどうなるの?」
恐竜ものしり 龍之進[たつのしん] 「そのあとかい?あとはゴクリとのどのおくへ、まるのみさ。」
タオミさん 「えぇ?そんな、消化[しょうか]にわるそう。」
恐竜ものしり 龍之進[たつのしん] 「恐竜には、タケシたち人間[にんげん]みてぇに、すりつぶすための『歯』はないからな。でも安心[あんしん]しな。いぶくろに石[いし]をのみこんでおいて、消化をたすける恐竜もいたみてぇだからな。
…そうだ、『歯』のほかにもまだ、食べたものが分かる化石があるのをおもいだしたぜ。」
タケシくん 「え?なになに?ほかになんて、おもいつかないよ。」
恐竜ものしり 龍之進[たつのしん] 「まぁ、これはちょっとおもいつかないよな。その化石ってなぁ『うんこ』の化石だ。」
タケシくん・タオミさん 「ええー!龍之進さま!『うんこ』も化石になるの?」
恐竜ものしり 龍之進[たつのしん] 「そう、おおごえだすなぃ。これぞ『しぜんのしんぴ』ってやつだな。恐竜だって、何回[なんかい]も『うんこ』しただろうから、かずだけはおおいだろうしな。それで、だ。これが『うんこ』の化石だ。」
ふん化石
「もちろんもとが『うんこ』だからって、そのものじゃないぞ。で、中[なか]をわってしらべると、べつの化石がはいってることがあるのさ。たとえば草の化石とか、骨の化石とかな。それで草食か肉食かは分かる。もっとも『うんこ』をした恐竜のしゅるいまでは、ざんねんながら分からねぇがな。あっはっは。」
タオミさん 「なぁんだ。」
恐竜ものしり 龍之進[たつのしん] 「あともうひとつ。恐竜のいぶくろは化石にならねぇが、そこにはいっていたサカナが化石として見つかってるってはなしがあるらしい。その恐竜は『歯』も、かわった形をしてんだが、やっぱりサカナを食ってたのかねぇ?ってはなしだ。」
タケシくん 「ん?はなしって、わかんないの?」
恐竜ものしり 龍之進[たつのしん] 「ほかの恐竜でサカナ食ってるヤツがいねぇからな。そいつだけじゃぁ、なんともいえねぇってとこだな。」
タケシくん 「そうなんだ。じゃ、はじめにでてきた『雑食』の恐竜っていたのかな?」
恐竜ものしり 龍之進[たつのしん] 「そいつも『しょうこ』の化石がねぇからな。でもな。『歯』ってのは、いっぴきの恐竜でひとつの形しかねぇんだぜ。だから肉食恐竜は、草をかみきる『歯』がねぇからくちには入れられねぇし、草食恐竜はそのぎゃくだな。うまいことくちにはいったとしても、消化がむずかしくて、くるしかったんじゃねぇかなぁ。」
タケシくん 「そっかぁ。『雑食』の恐竜がいたら、たのしいのに。」
恐竜ものしり 龍之進[たつのしん] 「そうしょげるな!大昔がホントはどんなだったかは、だれも見たことがねぇんだから、まだ見つかってない、そんな恐竜もいたかもしんねぇぜ?」
タオミさん 「そうだね!よーし、恐竜の学者先生になってがんばるぞ!」
恐竜ものしり 龍之進[たつのしん] 「おぅ、もし発見たら、おいらにも見せてくれよな!
 よっしゃ!今日[きょう]のなぜなにも、無事[ぶじ]!一刀両断[いっとうりょうだん]!」
タケシくん・タオミさん 「おみごと!じゃ、またね〜。」
種類[しゅるい]によって様々[さまざま]
植物を食べていたもの、動物の肉を食べていたもの、魚を食べていたものなど、種類[しゅるい]によって様々[さまざま]だったと考[かんが]えられています。食べていたものを知[し]るのには、歯の形を調[しら]べることがとても大切[たいせつ]です。例[たと]えば、フクイサウルスの歯は丈夫[じょうぶ]で平[ひら]たくなっていて、植物をすりつぶして食べるのに適[てき]していたようです。これに比[くら]べて、フクイラプトルの歯はナイフのように平たくとがっていて、縁[ふち]にはギザギザがあることから、肉を食べていたと考えられます。とてもまれな例[れい]ですが、フンの化石やおなかの中身[なかみ]が化石になって残[のこ]ると、その動物がなにを食べていたのかが直接分かることがあります。
参考資料[さんこうしりょう]
>> その他のフクイラプトルの歯の化石  >> その他のフクイサウルスの歯の化石
ページ上部[じょうぶ]へ
恐竜むらトップ | 寺子屋[てらこや] | なぜなに | 発掘体験[はっくつたいけん] | 縁日[えんにち] | 見せ物小屋[みせものこや] | 恐竜博物館トップ
Copyright © 2008 Fukui Prefectural Dinosaur Museum. All Rights Reserved. 困った時[こまったとき]ページへ 困った時[こまったとき]