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「こんにちは〜、龍之進さま。」 |
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「龍之進さま、またおしえてほしいことがあるんだけど。」 |
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![恐竜ものしり 龍之進[たつのしん]](img/mark_tatsunoshin.gif) |
「おぅ、きょうははやいな。寺子屋[てらこや]はどうした?」 |
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「まっすぐにかえってきたんだよ。分[わ]かんないことがあって。」 |
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「そうそう。恐竜の絵[え]をかいてくるしゅくだいがでたんだよ。でね、あるいてるようすが、うまくおもいつかなくって。骨格[こっかく]とか、復元[ふくげん]の絵はみんなうごいてないでしょ。あるくときは、あしを前[まえ]と後[うし]ろにかけばいいのかな?」 |
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「ボクは、せっかくだからダンスしてるとこをかきたいんだよね。恐竜のあしって、どのくらいひらくんだろう?ペタ〜ってじめんにつくかな?」 |
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![恐竜ものしり 龍之進[たつのしん]](img/mark_tatsunoshin.gif) |
「う〜ん、まぁ絵本の中でならいいけど、ホントのことをいえば、それはちがうわな。じゃ、この骨格の図を見てもらおうか。」 |
![骨格[こっかく]の図[ず]](img/syou_4_link_1.gif) |
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「いつも見[み]てる図[ず]だけどね。」 |
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![恐竜ものしり 龍之進[たつのしん]](img/mark_tatsunoshin.gif) |
「きょう見てほしいのは、あしのつけねのところだ。このあしの骨[ほね]、『だいたいこつ』ってんだが、こしのところの骨のところのすきまに、はまってるよな。」 |
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「ホントだ。うまいぐあいにすきまがあるもんだね。」 |
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![恐竜ものしり 龍之進[たつのしん]](img/mark_tatsunoshin.gif) |
「このこしのところの骨ってな、3つの骨がうまくあわさってんだよな。上[うえ]にある『ちょうこつ』、下[した]のまえの方[ほう]にある『ちこつ』、下のうしろの方にある『ざこつ』だ。」 |
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「うんうん。うちにある本[ほん]にもかいてあったよ。」 |
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![恐竜ものしり 龍之進[たつのしん]](img/mark_tatsunoshin.gif) |
「それから『だいたいこつ』の上の方は、こぶみたいにつきでてて、あなに入[はい]るんだな。そこでだ。この『だいたいこつ』は、どういうふうにならうごけるか、かんがえてみな。」 |
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「ええ〜、とはいっても恐竜はあるいてたんだから、まえとうしろにはうごくよね。」 |
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![恐竜ものしり 龍之進[たつのしん]](img/mark_tatsunoshin.gif) |
「うんうん。そうだな。」 |
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「そのくちぶりだと、だいかいきゃくで、ペタ〜はムリってこと?」 |
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![恐竜ものしり 龍之進[たつのしん]](img/mark_tatsunoshin.gif) |
「そのとおりだ。ゆびをあなにつっこんだ、とかんがえてみようや。つっこんだまま、ぐるぐるとはまわせても、ちがう向[む]きにうごかそうとしたら、ゆびがいてぇか、あなからぬけちまぁな。これがゆびだからいいようなものの、あしだったら『だっきゅう』しちまって、あるくどころか、たてねぇぜ?」 |
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「そ、そうか〜。」 |
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![恐竜ものしり 龍之進[たつのしん]](img/mark_tatsunoshin.gif) |
「ダンスはちっとムリだけどよ、恐竜はそういうからだを手[て]に入れて、おおいにはんえいしたんだぜ。ほかの生[い]き物[もの]よりはやくうごけるってこた、たくさんエサをたべられるってことだからなぁ。」 |
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「そうだね!じゃ大昔[おおむかし]の恐竜のほかの生き物は、どうやってあるいてたんだろう?」 |
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![恐竜ものしり 龍之進[たつのしん]](img/mark_tatsunoshin.gif) |
「そのあたりの生き物ってぇと、ワニとかトカゲのなかまがそうなんだがな。このからだの正面[しょうめん]からかいた図を見てくれ。」 |
![恐竜、ワニ、トカゲの脚[あし]の図[ず]](img/syou_4_link_2.gif) |
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「まぁえらくちがうよな。いちもくりょうぜんってヤツだ。恐竜はからだから下にまっすぐにあしがある。ところがワニやトカゲなんかだと、からだのヨコにつきでてあしがある。ワニはムリかもしんねえが、トカゲのあるくようすを見たことはねぇかなぁ。からだのまえとうしろを、みぎにひだりにふりながらあるくんだぜ。あんなうごきかたじゃ、どうがんばってもはやくはうごけねぇ。おまけにあしがみじけぇから、からだをじめんからうかすだけでせいいっぱいだしな。」 |
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「すごいねぇ、恐竜って。」 |
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![恐竜ものしり 龍之進[たつのしん]](img/mark_tatsunoshin.gif) |
「それがあったからこそ、あのだいはんえいだったんだな。ものすごいスピードだったんじゃねぇかな、その昔[むかし]としては。ま、はやくうごくために、もうひとつだいじなものが恐竜にはついてる。」 |
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「ついてる?何が?」 |
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![恐竜ものしり 龍之進[たつのしん]](img/mark_tatsunoshin.gif) |
「おっと、いい方[かた]がわるかったな。こたえはしっぽだ。」 |
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「え?しっぽがついてると、いいことがあるの?」 |
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![恐竜ものしり 龍之進[たつのしん]](img/mark_tatsunoshin.gif) |
「生き物のからだで、ムダについてるものなんてねぇよ。きっと何[なに]かのお役[やく]にはたってるのさ。恐竜のしっぽは、はやくうごくお役にたってたんだ。」 |
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「なんかよく分かんないんだけど、龍之進さま。」 |
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![恐竜ものしり 龍之進[たつのしん]](img/mark_tatsunoshin.gif) |
「まぁおちつけ。恐竜のしっぽがないすがたってヤツを、ちとかんがえてみな。」 |
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「とはいっても、恐竜のからだって、からだのうしろはんぶんはしっぽだし。あたまでっかちの、すごくかっこわるいすがたになっちゃうよ。」 |
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「そうだね。なんかまえにたおれちゃいそう。」 |
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![恐竜ものしり 龍之進[たつのしん]](img/mark_tatsunoshin.gif) |
「そうだそうだ。恐竜のからだってのは、しっぽがあるから、まえとうしろでうまいぐあいにつりあってんだ。やじろべぇみてぇにな。このちゅうしんが、やっぱりこしにあるんだな。そしてからだをうごかすためのあしもある、と。」 |
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「なるほど〜。ホントにうまいぐあいにできてるんだねぇ。」 |
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![恐竜ものしり 龍之進[たつのしん]](img/mark_tatsunoshin.gif) |
「恐竜があしを上手[じょうず]にうごかして、あるいてたって『しょうこ』は化石にだってのこってる。」 |
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「あっ、あしあと化石だね!」 |
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![恐竜ものしり 龍之進[たつのしん]](img/mark_tatsunoshin.gif) |
「おぅ、よくおもいだしたな。そのとおりだ。あしあと化石もたくさんのこってるんだが、なかにはなんぽものこっているものもある。あるいているあしあとからは、どのぐらいのはやさだったかまでわかるんだぜ。ま、ちとむずかしい『計算[けいさん]』をしなきゃならんのだがな。」 |
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「へぇ〜。じっさいには見れないけど、はやさは分かっちゃうんだ。ふしぎ。」 |
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![恐竜ものしり 龍之進[たつのしん]](img/mark_tatsunoshin.gif) |
「そういや、恐竜の中にはイグアノドンのなかまみてぇに、2ほんあしででも、4ほんあしででも、どっちでもできるヤツがいたってことも、あしあと化石からは分かるな。」 |
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「手の骨からだけじゃ、分かんないの?」 |
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![恐竜ものしり 龍之進[たつのしん]](img/mark_tatsunoshin.gif) |
「ホントにあるくのにつかったかどうかまでは、分かんねぇな。せいぜい、そうらしいってことまでだ。」 |
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「そうなんだ。よーし、さっそく恐竜みたいにはやくかえって、しゅくだいをかいちゃおうっと!」 |
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![恐竜ものしり 龍之進[たつのしん]](img/mark_tatsunoshin.gif) |
「おぅ!がんばれよ!
よっしゃ!今日[きょう]のなぜなにも、無事[ぶじ]!一刀両断[いっとうりょうだん]!」 |
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「おみごと!じゃ、またね〜。」 |