今年の特別展は、ティラノサウルスとトリケラトプスの仲間の約1億年をかけた大移動と進化の物語です。人気の高いこの恐竜たちは、どちらもジュラ紀のアジアを起源とし、白亜紀中ごろには北米大陸へと進出し、多様化したことが知られています。さらに、北米で進化したティラノサウルスやトリケラトプスの近縁な仲間が、白亜紀後期に再びアジアへ戻ってきたことも分かってきました。
アメリカのニューメキシコ自然史科学博物館の所蔵する北米の原始的なティラノサウルス類ビスタヒエヴェルソルや、同産地から見つかる角竜ペンタケラトプス、さらに北米最古の恐竜のひとつであるコエロフィシスの密集化石など日本初公開の標本に加え、中国で発見されたジュラ紀のティラノサウルス類の祖先グアンロンと最古の角竜インロンなどの実物化石も展示します。
ぜひお越しください。