恐竜・古生物 Q&A

皮膚の様子が最もよくわかっている恐竜はなに?

「恐竜のからだとくらし」
福井県立恐竜博物館常設展示
「恐竜のからだとくらし」より

骨や歯などかた組織そしきの部分は化石として残りやすいのですが、皮膚は腐敗ふはいし、バクテリアなどに分解されやすいため化石として保存されにくいのです。しかし、皮膚の跡が残された足跡化石や、ミイラ化した皮膚の跡がきれいに保存された化石(皮膚痕化石)が発見されています。

恐竜の皮膚の様子がわかる化石はそれほど多くありません。一部の恐竜では、体のある部分の皮膚の様子が分かる化石が発見されています。角竜類の皮膚痕化石は少ないのですが、カスモサウルスやケントロサウルスの皮膚には、丸くて平坦な形をした大きいうろこがあり、その大きいうろこ一つ一つが、突起のある小さいうろこで囲まれていることが分かっています。このようなごつごつした皮膚の様子は、アルゼンチンから発見された獣脚類のカルノタウルスでも見つかっています。

恐らく、一番良く皮膚の様子が分かっている恐竜はエドモントサウルスではないでしょうか。エドモントサウルスのほぼ全身の皮膚の様子が分かる化石が、ワイオミング州の白亜紀後期の地層から2体も発見されています。現在、アメリカ自然史博物館に1体、そしてドイツのゼンケンベルク博物館に1体展示されているそのきわめて保存状態の良い標本は、全身のほとんどの皮膚がミイラ化し、その皮膚の跡が化石として保存されていました。福井県立恐竜博物館では、ゼンケンベルク博物館所蔵標本のレプリカを展示しています。また、最近発見されたいくつかの小型獣脚類には、うろこがあるようなごつごつした皮膚ではなく、羽毛のようなもので覆われている種類がいたことが知られています。

関連質問
恐竜の色はどのようにして復元するの?
(2006/09/07更新)

福井県立恐竜博物館
所在地:
〒911-8601
福井県勝山市村岡町寺尾51-11
かつやま恐竜の森内
TEL:
0779-88-0001(代表)
 
0779-88-0892(団体受付)
MAIL:
info@dinosaur.pref.fukui.jp

Copyright 2000 - Fukui Prefectural Dinosaur Museum.