恐竜・古生物 Q&A

恐竜の体重はどうやってわかるの?

恐竜の体重を推定する方法のひとつに脚の骨の大きさから計算式を使って体重を推定する方法があります。これは全体重を支えている足の骨を使って求める方法です。二本足で歩く恐竜ならば、大腿骨だいたいこつ(=太ももの骨)を使い、四本足の恐竜なら、大腿骨と上腕骨じょうわんこつ(=腕の骨)を使います。大腿骨も上腕骨も、まん中あたりの細いところの周囲(円周)を測ります。四本足の恐竜の場合は、大腿骨と上腕骨の2つの値を合計します。そして、それをある公式に代入して重量を求めますが、二本足と四本足の恐竜では体重のかかり方が違うので、使う公式も違います。しかし、本当の体重と計算上の体重のずれ(誤差ごさ)が、当然考えられます。しかしどのくらいの誤差があるかはわかりません。

体重を求めるひとつの方法の図

もうひとつの方法は、できるだけ正確な恐竜のミニチュアの復元模型を作って水に沈め、溢れた水の量を測って、その模型の体積を求めるという方法があります(アルキメデスの原理)。そして、実際の大きさに換算して体積を求め、それに比重を掛けて体重を推定するのです。例えば、模型の縮尺が40分の1の場合、実際の恐竜の体積は、模型の大きさに対して長さも幅も高さも40倍になるので、40×40×40倍=64,000倍になります。模型の体積が700cm3だとしたら、64,000×700=44,800,000cm3、換算すれば44.8m3ということになります。恐竜の密度はおおよそで言えば、水に近い1と考えてもよいと思われるので、1,000kg/m3とすると、その恐竜は、44.8トンだったと考えていいでしょう。

このように、体重の推定の仕方は一つではありませんし、それぞれのやり方で出した結果をくらべてみると、かなりの違いがあるものもあります。例えばブラキオサウルスなどは、30~90トンまでの範囲があります。計算は、ミニチュアの模型の作り方にもよりますし、比重(密度)を1でなく、もう少し違う数字にすることでも変わってきます。

(2006/09/07更新)

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