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魚食性と水辺への適応スピノサウルス科の進化
スピノサウルス©︎Davide Bonadonna
福井県で歯だけが発見された“スピノサウルス科”はどのような恐竜だったのか?
これを解き明かす鍵として、スピノサウルス科の進化を紐解き、中でもスピノサウルスの研究史と近年判明したその新たな姿を紹介する。

スピノサウルスのネオタイプ
モロッコで発見され、これまでの想定を覆す様々な情報をもたらした重要標本。

Credit:The Munich Show - Germany
スピノサウルス全身復元骨格
ネオタイプの発見から明らかになった華奢な後肢や、上下幅の広い尾を反映した最新の全身骨格。



フクイラプトルはどこから来たのか?メガラプトル類の進化
フクイラプトル©︎Raúl Martín
フクイラプトルが属するメガラプトル類の起源は、2通りの仮説の間で揺れ続けている。メガラプトル類の進化に加えて、これらの仮説の中で起源として考えられている、アロサウルス上科とティラノサウルス上科についても紹介する。

アジアティラヌス
2024年に命名されたばかりの、進化的なティラノサウルス上科の一種。



“軽快”か“重厚”かオルニトミモサウルス類の進化
ティラノミムス・フクイエンシス©︎Raúl Martín
新たに新種として報告されたティラノミムス・フクイエンシスは、オルニトミモサウルス類の中では「異形」とも言えるデイノケイルスへと続く系統に位置付けられる。
“軽快”か“重厚”かなど、多様なオルニトミモサウルス類の進化を紹介する。

ティラノミムス・フクイエンシス全身復元骨格
2023年に命名された福井県産恐竜の、初の全身復元骨格。



フクイベナートルの子孫?テリジノサウルス類の進化
フクイベナートル©︎Raúl Martín
長年に渡って系統的位置が謎に包まれていたフクイベナートルは、近年、原始的なテリジノサウルス類である可能性が示された。小さな頭に長い首、巨大な爪をもつテリジノサウルスへと続く、その特異な進化の過程を紹介する。

テリジノサウルス手骨格
鎌のような形状の爪(末節骨)が目を引くが、それ以外の骨からも巨大さが伺える。
