中国をはじめ、世界各地から恐竜の卵や巣の化石が集結!最新の研究をもとに、恐竜誕生に秘められた「謎」に迫ります!
中国をはじめ、世界各地から恐竜の卵や巣の化石が集結!最新の研究をもとに、恐竜誕生に秘められた「謎」に迫ります!
近年、恐竜をはじめとする絶滅動物の卵や巣の研究は急速に進み、様々な種類の卵化石が分類、命名されています。研究者がどのような特徴を手掛かりに卵を研究し、どんな卵が発見されてきたのでしょうか。数々の恐竜の卵化石を中心に、卵化石の研究や、いろいろな動物の卵の違いについて学べる展示です。
様々な研究から、恐竜の一部が進化して鳥になったことがわかってきています。実は、恐竜から鳥への進化は、卵や巣にも表れていることが、近年の研究で明らかになりました。このゾーンでは、展示を順に見ていくことで、恐竜が鳥へと進化する過程で、卵や巣がどのように変化していったのかを追うことができます。また、ジュラ紀後期の大型肉食恐竜トルヴォサウルスとその胚や、世界で唯一の大型オヴィラプトロサウルス類の胚ベイビー・ルイ、鳥に最も近縁で卵を温めた恐竜の一種トロオドンなど、恐竜の卵と巣の進化の謎を解き明かすカギとなる貴重な恐竜の化石も展示します。
恐竜時代の東アジアには、様々な恐竜が巣を作っていました。特に中国南部の浙江省や江西省からは、恐竜の営巣地を復元する手がかりとなる貴重な巣の化石が数多く見つかっています。このゾーンでは、そのような化石をもとに、恐竜時代の東アジアに広がっていた恐竜大営巣地を、CG映像や復元画、ロボットを駆使して臨場感たっぷりに再現します。