2014年3月21日㈮~22日㈯に福井県立大学で開催される「アジア恐竜国際シンポジウム福井」を記念して、恐竜博物館では2つのテーマ「恐竜時代の巨大隕石衝突」と「スピノサウルス科」で展示会を行います。最近明らかになった研究を元に、それぞれの恐竜骨格も展示します。ぜひご覧ください。
「恐竜時代の巨大隕石衝突 ~ 三畳紀後期と白亜紀末の大絶滅 ~」
三畳紀後期の隕石衝突以降、恐竜たちは繁栄し、白亜紀末の隕石衝突で恐竜たちは絶滅しました。その三畳紀後期の隕石衝突の証拠が、岐阜県から初めて得られました。この研究を推進する熊本大学の尾上哲治准教授の研究紹介と貴重な資料、そして三畳紀後期の恐竜たちをあわせて公開します。また、恐竜が絶滅した白亜紀末の隕石衝突に関するイタリア、デンマーク、メキシコ、カナダの資料も紹介します。なお、尾上准教授による「特別講演」を行います。ぜひご参加ください。




「スピノサウルス科 ~ ワニのような頭の恐竜たち ~」
スピノサウルス科の恐竜はワニのような頭を持ち、さらに背中には扇のような突起を持つものがいます。獣脚類のなかでも、風変わりな姿をしたこの恐竜たちは、十分な化石資料がなかったために長い間謎につつまれていました。最近の研究によってそのユニークな姿が明らかとなり、アジアからもこの仲間の化石が見つかってきました。バリオニクスとスコミムスの全身骨格を元に、スピノサウルス科の魅力を紹介します。


期間 | 2014年3月21日㈮~5月13日㈫ |
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会場 | 恐竜博物館3階 特別展示室 |
時間 | 午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで) |
観覧料 | 無料(ただし常設展観覧チケットが必要です。) |
主催 | 福井県立恐竜博物館 |
協力 | アジア恐竜協会(アジア恐竜国際シンポジウム福井開催記念) |
「恐竜が見た巨大隕石の衝突 ~ 日本から見つかった世界初の証拠 ~」

熊本大学准教授
- 日時
- 4月20日(日) 13:00~14:30
- 内容
- 恐竜時代の始まりと終わりには、地球上の生命にとって深刻な打撃を与えた巨大な隕石衝突がありました。日本から世界で初めて明らかになった三畳紀後期の隕石衝突の証拠とその研究を中心に、第一線の研究者がやさしく解説します。
- 講師
- 熊本大学准教授 尾上 哲治 先生
- 場所
- 研修室
- 備考
- 3月20日から、電話、FAX、E-mailにて事前の受講登録を開始します。