恐竜・古生物 Q&A

「生きている化石」ってなに?

「生きている化石」とは、基本的に化石でしかお目にかかれないほど昔に生きていたものが、そのころとほとんど変わらない姿で現在も生きているような生物を指します。代表格のひとつがシーラカンスです。この魚は古生代デボン紀に出現し、当初は化石でのみ知られていたことから、絶滅種だと考えられていました。ところが、20世紀はじめにインド洋の一部の海域に今も暮らしていることがわかり、「生きている化石」と呼ばれるようになりました。このほかにイチョウやカブトガニなども「生きている化石」と呼ばれます。

後期ジュラ紀のシーラカンス類の化石

後期ジュラ紀のシーラカンス類の化石。シーラカンス類は「生きている化石」の代表格として知られています

(2020/12/22更新)

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