長崎県長崎市で発見された恐竜化石について
2010年7月1日
福井県立恐竜博物館は、長崎県長崎市野母崎の海岸から恐竜化石を発見しました。発見された化石は大型草食(植物食)恐竜のハドロサウルス類の左大腿骨遠位部(ひざの関節部)と判明しました。その化石の関節部の大きさから、全長約10mに相当するハドロサウルス類のものと考えられます。
1962年(昭和37年)、長崎市高島町の炭鉱坑内から「日本最初の恐竜化石」が産出したという報告がありましたが、それは1994年に恐竜化石ではないと訂正されました。しかし今回の化石は長崎県から確実な最初の恐竜化石です。
なお、長崎の恐竜化石(実物)は8月31日まで当館展示室1階「日本の恐竜」コーナーで公開します。