

今日は中国から来たスタッフの博物館での準備の最後日。雲南省のチュアンジエサウルス(Chuanjiesaurus)の化石を準備します。すでに大腿骨や肩甲骨、腰帯は設置しています。チュアンジエサウルスは雲南省で最初発見されたの竜脚類です。全身骨格の一部しか展示されていませんが、保存状態は非常に良い化石です。もう一つは、マメンチサウルス・ヤンギ(Mamenchisaurus youngi)の頭骨で、非常に珍しいです。
今日は雲南恐竜谷から運ばれてきた貨物から、恐竜の頭骨を出しました。もちろんルーフェンゴサウルスの頭骨もあります。保存状態の非常に良い大人と子供の頭骨です。なんと言っても、大人の方のルーフェンゴサウルスの頭骨は立体的に保存されており、細部にわたって丁寧なクリーニングが行なわれています。子供の頭骨もまた保存が良く、目の強膜輪も保存されており、非常に貴重です。ぜひとも見ていただきたいと思います。雲南のジュラ紀獣脚類の頭骨も展示されます。こちらも日本に初めて来ることになった、貴重な標本です。
今日は世界恐竜谷(雲南省)の一部化石をご紹介します。雲南で一番有名な恐竜は古竜脚類のルーフェンゴサウルス(Lufengosaurus)です。中国で初めて完全な全身骨格が発見された恐竜です。その後も雲南では沢山のルーフェンゴサウルスの化石が次々に発見されています。もうひとつ、肉食恐竜ディロフォサウルス(Dilophosaurus)の全身骨格も展示します。今回、頭骨だけは来ていないのですが、他の部位はほぼ本物です。この標本は世界中のディロフォサウルスでも一番状態の良いものです。非常に貴重です。もちろん初来日です。
「禄丰龙」は中国語のルーフェンゴサウルスの表記です。ルーフェンゴサウルスはこの箱で、様々な場所へ旅行しています。
今日は、中国の自貢恐竜博物館と雲南世界恐竜谷のスタッフが一緒に作業しています。まず四川省で発見されたヤンチュアノサウルス(Yangchuanosaurus hepingensis)の全身骨格の展示です。ヤンチュアノサウルスはジュラ紀後期のアジアでの大型の肉食恐竜です。今回展示する全身骨格は、頭骨以外は実物化石!気をつけないと。ヤンチュアノサウルスは特別展会場の中で中心となる展示なので、一番最初にしなければなりません。
これからの準備作業は、ヤンチュアノサウルスが見守ってくれることになります。