
アジアに恐竜が急に現れたわけではありません。アジアでの恐竜の出現は大陸移動と密接な関係がありました。約2億年前に、どのようにして恐竜がアジアに出現したのかを紹介し、草創期の恐竜の世界を解説します(展示標本数:11点)。
- 展示資料
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- 大陸移動の証拠:ディキノドン
- 三畳紀後期の主役:プラテオサウルス全身骨格(約6m)
- ジュラ紀の古竜脚類:ルーフェンゴサウルス実物全身骨格(約7m)

雲南省、四川省のジュラ紀前期の恐竜から竜脚類の進化を解説します。頭骨や手、足の形態の違いを比較しながら、古竜脚類と竜脚類の違いやその進化のようすを紹介します。また、中国四川省とともにジュラ紀の2大恐竜生息地といわれる北米の恐竜についても解説します。(約50点)
- 展示資料
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- 古竜脚類や竜脚類の頭骨(マメンチサウルス、シュノサウルス、ルーフェンゴサウルスの実物頭骨化石)
- ジュラ紀の捕食者(雲南省ジュラ紀獣脚類:実物頭骨、ヤンチュアノサウルス:実物全身骨格(約9m)
- ジュラ紀の北米の恐竜(アパトサウルス、カマラサウルス、アロサウルスなど)

白亜紀に入ると、竜脚類の顔ぶれが一気に変化していきました。ティタノサウルス形類とよばれる進化型の竜脚類が、アジア地域の主流となり、特異な形態の竜脚類が世界中で現れました。また、この時期、日本にもこの巨大恐竜が現れました。福井県産の竜脚類フクイティタンとはどのような恐竜だったのでしょうか?大きさがわかるよう発見された部位を組上げ、その正体に迫ります。また、日本の他の竜脚類も紹介し、アジアの新時代と世界のユニークな竜脚類について紹介します。(約25点)
- 展示資料
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- スウェーデン国外初公開の中国産竜脚類:エウヘロプス(約8m:一部実物)
- 横に長い口を持つアフリカの竜脚類:ニジェールサウルス
- 東南アジアの竜脚類たち:プィアンゴサウルス
- 日本の竜脚類:福井県産竜脚類、トバリュウなど