■富山市科学博物館藤田先生来訪

千秋です。こんにちは。

7月23日水曜日分の発掘日誌、それでは始めさせていただきたいと思います。

さて、今日の天気は晴れ。気温はぐんぐん急上昇。発掘現場を流れる杉山川 に飛び込みたい気分になってしまいます。

あれに見える人影は富山市科学博物館の藤田先生じゃないですか。藤田先生は学生の時から福井の発掘調査の1次2次3次と参加いただいているベテランです。今日から調査員として数日ご協力いただけるようです。

「今年の現場、まあ来たばかりですが。はやく骨の層まで行きたいですね。その前にキレイな足跡の化石が出るといいなと思っています。今年も暑いですね。」

といったことでよろしくお願いします。

さて、右上面では、昨日の層から一枚下の面を露出させています。ん?この四角く切り取られた部分は?あ、これですか。このくぼみ、これ鳥の足跡の化石だそうなんです。向きを変えて。分かりますかね。まん中に溝があって、左右同じくらいの角度でまた溝があります。岩の表面に粘土質の層がついていて、そこにクッキリと足跡がついています。いや、いいものを見せてもらいました。

さて、肝心のメインのポイントですが。今日もあまり芳しくなかったようです。私が撮影に行くと、計ったように発見の声を聞かせてもらえていたのですが。写真は昨日の続きの骨だとのことです。これはなかなか、おいしそうですけど。

といったところで今日の発掘日誌、終わりにしたいと思います。最後は右上面での層はがしの様子を見ながらお別れです。ではでは。