2008年度特別展「K/T ―絶滅期の恐竜と新時代の生き物たち―」
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特別展へのご招待

約6500万年前の白亜紀(K)-第三紀(T)境界(K/T境界)に、陸上と海洋の両方で生態系の大きな変化が起きたことが分かっています。恐竜をはじめとする様々な生物に影響を与えた白亜紀末の大絶滅の原因は、 巨大な隕石が衝突した影響であるという説に多くの人々が関心をよせていますが、その証拠や境界付近の化石資料について目にする機会はほとんどありません。 また、哺乳類はこの絶滅後に大型化し、恐竜に代わって陸上を支配するようになりますが、第三紀初め頃の哺乳類は国内ではほとんど紹介されていません。

本特別展では、恐竜時代の最後である白亜紀後期から、哺乳類が主役となる新時代(新生代第三紀)にかけての大絶滅と生物進化をやさしく解説します。白亜紀後期の恐竜はもちろんのこと、ベルギー、イタリア、メキシコ、カナダ、日本(北海道)など世界各地で発見された白亜紀-第三紀境界層の関連資料や、日本初公開となる風変わりで原始的な哺乳類化石など大変貴重な資料が公開展示されます。