福井県の恐竜発掘

骨格復元

恐竜化石の鑑定作業

テーブル一杯に比較標本を並べての鑑定作業の様子

クリーニングを終えた化石は、論文の記載やその他の恐竜化石標本と比較され、どの部分の骨なのか、どの恐竜のものであるのかを検討します。恐竜の体を構成している骨はたくさんあります。また、世界中からは、たくさんの恐竜の骨が発見されているため、比較されるべき骨格や恐竜はたくさんあります。したがって、この作業は長い時間を要するものです。

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骨格部位の復元

不足部位の腰の骨を粘土で作っている様子

どの恐竜のどの部位であるか鑑定された骨は、恐竜の骨格を復元するのに役立ちます。発見された恐竜に一番近いと考えられる恐竜の骨格を参考にし、足りない部分を補います。
(写真は腰の骨を復元しているところです)

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参考とする腰の骨と比較しながら作業する様子

欠けている部分が補われた骨格は、形や関節の具合などの確認作業が行われます。

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複製製作

シリコンを使っての複製作業の様子

全身骨格復元作業用に、発掘された骨格や復元された骨格の部位の複製を作ります。この写真は、血道弓(尾椎の下につく骨)の複製を作るために型どりを行っているところです。その型に樹脂を流し込み、複製が作られます。

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骨格復元作業

復元された骨を、木の枠を利用して配置している作業の様子

骨がどのように関節するか、論文やその他の資料を参考にして議論します。その後、作られた複製の骨を木枠にのせて恐竜骨格の全体を形作り、議論を元に復元に無理がないか確認していきます。

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鳥脚類の恐竜の歩く姿

最後に着色をして、恐竜復元骨格が完成します。


福井県立恐竜博物館
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