足跡化石プレス説明会レポート

足跡化石プレス説明会のようす

こんにちは。千秋です。

今年の発掘が終了した翌月曜日、9月8日に足跡化石のプレス向け現地説明会が行われましたので、そのレポートを行います。今回のレポートで「足跡が出そうな面」が出たことをお知らせしていましたが、実際に足跡化石が発見されていました。出てきたのは竜脚類の前後足2組4点、獣脚類の足跡1点、翼竜の足跡化石多数、連続歩行を含む小型獣脚類の足跡です。記者の方たちは、東特別館長からの説明を興味深く聞いたり、足跡を撮影したりしていました。

竜脚類の前足・後足

小型獣脚類の足跡

取材のようす

翼竜の足跡化石の説明

発見した足跡化石は取り外して博物館に保管できるものについてはそのようにしますが、大きな面を板状に外すのは困難です。念のためレプリカを取ったり、3Dスキャナでデータを取ったりした上で、取り外しを試みることでしょう。その下にあるはずのボーンベッド層へは、まずこの面を除去する必要がありますから。

クリーニング室では今年発掘の化石のクリーニングがはじまっています。何が出たのか、また発表ができるのか。楽しみです。さて今年度の発掘調査レポート、本当にこれで終了とさせていただきます。ではでは。