特別展の導入部です。恐竜から鳥へ進化のイメージを美しい羽毛恐竜や鳥のコラージュで演出します。
ドイツのゾルンホーフェンでは、薄くはがれる板状の石から極めて保存状態の良い化石が産出します。始祖鳥が生きていた時代はどのような環境であったかを、これらの化石たちが教えてくれます。
ゾルンホーフェンで発見された、爬虫類とも鳥ともつかないような化石は、「始祖鳥」と名づけられ、最古の鳥として脚光を浴びました。世界で9体しか発見されていない始祖鳥。そこから鳥への進化を探っていきます。
2004年、中国地質科学院地質研究所の季強教授らのグループによって、アジア初の始祖鳥類の化石が発見されました。これまで始祖鳥はドイツでしか発見されていないことから、鳥類の起源を明らかにするためにたいへん重要な標本です。
遼寧省西部から華美金鳳鳥が発見された河北省北部にかけての地域は、保存状態の極めてよい羽毛恐竜や、鳥類、哺乳類などの化石が産出し、多くの研究者が注目しています。ゾルンホーフェンのもののように薄くはがれる板状の石からは、多様な動植物化石が発見され、貴重な研究資料をもたらしてくれています。
羽毛恐竜や原始鳥類など貴重な標本を産出する遼寧省の白亜紀前期とはどのような景観だったのでしょうか。生体復元模型を使って、ジオラマとしてその様子を再現しました。
「飛翔」とはどのような仕組みで可能なのでしょうか。「鳥」となるための条件についてひとつひとつ検証していきます。
恐竜から鳥への進化は、獣脚類とよばれる恐竜から始まりました。その進化の途上で現れた、代表的な恐竜たちを全身骨格でご紹介します。
お子様に遊びながら恐竜に親しんでいただけるキッズコーナーや、特別展に関連したビデオ上映コーナー、記念撮影コーナーの他、ミュージアムグッズ販売コーナーを設けました。特別展の記念にぜひご利用ください。