2007/07/17の記録

発掘現場は天気が思わしくないですね

化石の入ったコンテナ 20070717(クリックで拡大)

千秋です。こんにちは。

7月17日、天気はくもりです。時折小雨が降ったりしたのですが発掘作業は行われます。

発掘最前線では、重機による岩の取り外しと、外した岩の確認作業が交互に行われています。毎回発掘の初期段階では化石がほとんど出ないと思っていたのですが、今回はあの竜脚類の前足を筆頭に、1日に10個以上の骨化石が見つかっているようです。たまに化石が発見されたとみえ、発掘隊員が集まっていました。

発見された化石は写真のようにプラスチックのコンテナに詰められ、番号を付与されて博物館でクリーニングされるのを待つことになります。写真の化石、お分かりでしょうか。手前の岩の左右にマーカーで円が描かれていますが、ここに化石が顔をのぞかせています。左の円には中央に黒いものがありますが、右はちょっと分かりませんが、写りが悪いだけですね。

なお、今日の私は本体とは別行動をして測量のための元ポイントを探しておりました。発見には相当苦労しましたが、産出地点の記録に役立てる重要なポイントです。見つかってとりあえずやれやれです。