スタッフ紹介

館長

谷川 由美子 館長 Director TANIKAWA, Yumiko
谷川 由美子

1969年 福井県生まれ。
館長。

ひとこと

この大地で生き生きと暮らしていた恐竜たちの姿に触れ、地球を知り、世界が広がる、そんなワクワク体験をお楽しみください。

副館長

辻 俊之 副館長 Vice-Director TSUJI, Toshiyuki
辻 俊之

1967年 福井県生まれ。
副館長。

ひとこと

ここは、恐竜に逢えるだけではなく、見て・聴いて・触れて・調べて・学んで・体験して、がすべてできる博物館です。
また、博物館の周りには、化石発掘体験や実物大の恐竜が勢揃いのアトラクションパーク、BBQガーデンやアスレチックエリアもあって、家族みんなでまるまる一日中楽しんでいただけます。
そしてこの7月14日㈮、博物館はさらに魅力アップしてリニューアルオープンします。
ますます楽しくなる福井県立恐竜博物館で、みなさまをお待ちしております!

一島 啓人 副館長(研究) Deputy Director Dr. ICHISHIMA, Hiroto
一島 啓人

1965年 北海道生まれ。
副館長(研究)。ニュージーランド オタゴ大学大学院博士課程修了。Ph.D. [オタゴ大学]。

鯨は進化の過程で生活の場を陸上から水中へ完全に移しました。そのため、陸上生活をしていたころの祖先を彷彿とさせる特徴は一見しただけではほとんどわかりません。けれども注意深く骨を見ると、他の哺乳類と共通する特徴が浮かび上がってきます。鯨類の骨の変化から進化をあとづける作業を行っています。

ひとこと

当館主催のセミナーではその時々のテーマの歴史と最新情報をわかりやすくお伝えします。途中退出・途中入室歓迎です。どうぞ気軽に聞きに来てください。

主な研究論文
主な書籍等
  • 一島啓人.2008.進化と適応,pp.1-77,村山 司(編),「鯨類学」,東海大学出版会.402p.
  • 一島啓人.2017.鰭脚類,pp.244-247,バイオメカニズム学会(編),「手の百科事典」,朝倉書店.608p.
  • 一島啓人(共著)2019.「鯨類の骨学」,緑書房,151p.
  • 一島啓人(共著)2024.「北海道絶滅動物館」,北海道新聞社,160p.

研究員

寺田 和雄 課長 Dr. TERADA, Kazuo
寺田 和雄

1967年 大阪府生まれ。
研究・展示課長。金沢大学大学院自然科学研究科生命科学専攻博士課程 単位取得退学。博士(理学)[東北大学]。

学部では地質学・古生物学、大学院では植物学の講座に進み、古生物学と植物学の境界領域の古植物学を専門としています。主に中生代から新生代までの材化石を研究対象とし、古植物相や古植生の解明や、木材解剖学の視点から現生植物との比較から類縁や形態進化などを明らかにしています。現在では、植物化石図鑑製作や講演・ワークショップを通じて古植物学の普及のためのアウトリーチ活動を行っています。

ひとこと

木が石になった化石「珪化木」を研究しています。珪化木はどうしてできるの?珪化木の樹種は何?などの質問を持っている方は是非私の普及行事に参加してください。

主な研究論文
業績リスト外部リンク
主な書籍等
宮田 和周 課長 Dr. MIYATA, Kazunori
宮田 和周

1969年 大阪府生まれ。
探究・体験課長。熊本大学大学院自然科学研究科博士課程修了。博士(理学)[熊本大学]。福井県立大学恐竜学研究所客員教授。

陸生哺乳類化石、とくに日本の新生代最古の化石(始新世:約5000万年前)を専門にしています。その時代の哺乳類化石が見つかる日本の地層は限定されていて、主に九州の西部(長崎、熊本、鹿児島など)で調査・研究を行っています。これまでに見つかった日本の哺乳類は、中国と北米から見つかる種類と類縁関係が深く、それらの外国の種類との系統関係にも注目しています。特に絶滅した大型草食獣である汎歯類や裂歯類はお気に入りの種類です。また、北陸地域からは、さらに古い恐竜時代の哺乳類も見つかるため、それらについても非常に興味を持っています。

ひとこと

どんなご質問でも必ずお答えします。気軽に声をかけていただき、利用していただくことが、私たちの大きな喜びです。

主な研究論文
  • Miyata, K. and Tomida, Y. 2010 Anchitherium (Mammalia, Perissodactyla, Equidae) from the Early Miocene Hiramaki Formation, Gifu Prefecture, Japan, and its implication for the early diversification of Asian Anchitherium. Journal of Paleontology, vol. 84, no. 4, p. 763-773.
  • Miyata, K., Tomida, Y., Beard, K. C., Gunnell, G. F., Ugai, H., and Hirose, K. 2011 Eocene mammals from the Akasaki and Nakakoshiki formations, western Kyushu, Japan: preliminary work and correlation with Asian land mammal ages. Vertebrate PalAsiatica, vol. 49, no. 1, p. 53-68.
  • Tomida, Y., Nakaya, H., Saegusa, H., Miyata, K., and Fukuchi, A. 2013. Chapter 12 Miocene Land Mammals and Stratigraphy of Japan, In X.-M. Wang, L.J. Flynn, and M. Fortelius eds., Fossil Mammals of Asia: Neogene Biostratigraphy and Chronology, Columbia University Press, New York, pp.314-333.
  • Miyata, K., Y. Azuma, and M. Shibata. 2015. New mammalian specimens from the Lower Cretaceous Kitadani Formation, Tetori Group, Fukui, Japan. Historical Biology (advance online publication), DOI:10.1080/08912963.2015.1012509
  • Miyata, K. and T. A. Demere. 2016. New material of a ‘short-faced’ Trogosus (Mammalia, Tillodontia) from the Delmar Formation (Bridgerian), San Diego County, California, U.S.A. Journal of Vertebrate Paleontology, DOI: 10.1080/02724634.2016.1089878.
業績リスト外部リンク
主な書籍等
  • 宮田和周.2001.もしかしたら恐竜も見つかるのじゃないか?; pp.108-109,「恐竜学がわかる。」.Aera Mook 66,朝日新聞社 176 p.
野田 芳和 指導研究員 Dr. NODA, Yoshikazu
野田 芳和

1959年 広島県生まれ。
指導研究員。東北大学大学院理学研究科(地学専攻)博士課程後期修了。理学博士[東北大学]。
福井県立大学恐竜学研究所客員教授・アジア恐竜協会執行事務局長。

貝化石や貝化石の群集から、当時の古環境や古生物地理の研究をしています。新生代の北太平洋地域の寒冷な貝類の群集の研究や、恐竜時代の淡水生貝化石を研究しています。

ひとこと

たくさんの方に来館していただき大変うれしく思っています。恐竜博物館には身近な化石も多く展示されています。恐竜だけではない、生命と地球の歴史の博物館を堪能していただき、何回も訪れていただけるよう願っています。

主な研究論文
柴田 正輝 主任研究員 Dr. SHIBATA, Masateru
柴田 正輝

1975年 兵庫県生まれ。
主任研究員。広島大学大学院理学研究科博士過程前期修了。博士(理学)[東北大学]。福井県立大学恐竜学研究所准教授。

専門は古脊椎動物学、特に恐竜類。勝山市の発掘現場から産出した鳥脚類を中心に研究。タイや中国で発見されたイグアノドン類の分類学的研究や、福井の恐竜と同じ時代(前期白亜紀)の東アジアにおける恐竜類の分布やその変遷について研究しています。

ひとこと

当館に来ていただければ、日本で最も多くの恐竜骨格を見ることができます。しかし、それらは、過去にいた恐竜のほんの一部にすぎません。この恐竜たちから、壮大なスケールの古生物ロマンを感じてください。

主な研究論文
  • Shibata, M., P. Jintasakul, Y. Azuma and H.-L.. You. 2015. A New Basal Hadrosauroid Dinosaur from the Lower Cretaceous Khok Kruat Formation in Nakhon Ratchasima Province, Northeastern Thailand. PLOS ONE 10 (12): e0145904. doi:10.1371/journal.pone.0145904
  • Shibata, M. and Varricchio, D. 2020. Horseshoe crab trace fossils from the Upper Cretaceous Two Medicine Formation of Montana, USA, and a brief review of the xiphosurid ichnological record, Journal of Paleontology, 1-19.
  • Cuesta, E., Vidal, D., Ortega, F., Shibata, M., & Sanz, J. L., 2021. Pelecanimimus (Theropoda: Ornithomimosauria) postcranial anatomy and the evolution of the specialized manus in ornithomimosaurs and sternum in maniraptoriforms. Zoological Journal of the Linnean Society, zlab013, https://doi.org/10.1093/zoolinnean/zlab013
  • Zheng, W., Shibata, M., Liao, C. C., Hattori, S., Jin, D., Jin, C., & Xu, X. (2021). First definitive ankylosaurian dinosaur from the Cretaceous of Jilin Province, northeastern China. Cretaceous Research, 127, 104953.
  • Liao, C. C., Moore, A., Jin, C., Yang, T. R., Shibata, M., Jin, F. & Xu, X. (2021). A possible brachiosaurid (Dinosauria, Sauropoda) from the mid-Cretaceous of northeastern China. PeerJ, 9, e11957.
業績リスト外部リンク
関谷 透 主任研究員 Dr. SEKIYA, Toru
関谷 透

1981年 埼玉県生まれ。
主任研究員。中国吉林大学研究生院地球科学学部博士課程修了。
四川省自貢恐竜博物館にて研究職員として勤務の後、2013年に着任。

中国の雲南省と四川省のジュラ紀の地層から産出した竜脚形類の記載と分岐分析を行っています。北海道と福井県勝山市、中国各地(雲南省、山西省、河南省、新疆ウイグル自治区、黒竜江省など)、およびタイ国東北部での野外調査と発掘に参加してきました。

ひとこと

恐竜の研究者になるという、幼い頃からの夢が叶って幸せです。最新の成果を、福井県から世界中へ向けて発信できればと考えています。

主な研究論文
主な書籍等
  • 董枝明 著,冨田 幸光 監訳,関谷 透 訳.2013.アジアの恐竜,国書刊行会.340p.
薗田 哲平 研究員 Dr. SONODA, Teppei
薗田 哲平

1984年 京都府生まれ。
研究員。茨城大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。博士(理学)[茨城大学]。

専門は化石爬虫類。とくに東~東南アジア地域におけるカメ類(主にスッポン類)について、手取層群を軸足に、系統分類や形態進化に関する研究をしています。また、現生カメ類の骨学や機能形態にも興味をもっています。

ひとこと

恐竜のことをよりよく理解するには、その周りにいた生き物(例えばカメ)についてもよく知ることが大切です。展示や普及行事を通して、恐竜のいた世界を一緒に覗いてみませんか。

主な研究論文
業績リスト外部リンク
河部 壮一郎 研究員 Dr. KAWABE, Soichiro
河部 壮一郎

1985年 愛媛県生まれ。
研究員。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)[東京大学]。福井県立大学 恐竜学研究所 准教授。

専門は脊椎動物の比較形態学。特に、鳥類を含む恐竜や哺乳類の脳形態について研究しています。

ひとこと

恐竜など動物の体の形には、様々な機能や意義があります。私たちの研究成果や展示を通じて、その面白さをお伝えできたらと思っています。

主な研究論文
業績リスト外部リンク
中田 健太郎 主任研究員 Dr. NAKADA, Kentaro
中田 健太郎

1984年生まれ。静岡県出身。
主任研究員。新潟大学大学院自然科学研究科博士後期課程修了、博士(理学)[新潟大学]。いわき市アンモナイトセンター研究員などを経て現職。

専門は地質学、古生物学(軟体動物)。主にジュラ紀のアンモナイト(特に富山県、山口県、福井県などから見つかるもの)を対象とし、どのような種類がいてどのような進化を遂げたのかについて研究しています。また、それらのアンモナイトから地層の年代を決めたり当時の海洋環境の変化について明らかにしたりすることにも取り組んでいます。

ひとこと

恐竜やアンモナイトなど、絶滅した生き物たちが秘める多くの「謎」を解き明かすおもしろさ・感動を恐竜博物館でぜひ体験してみてください。

主な研究論文
主な書籍等
  • 中田健太郎・後藤道治,2019.第2章―長野地域より新たに産出したアンモナイト化石,pp. 7-30;第4章―長野地域アンモナイト化石群集の古生物学的意義,pp. 38-44.福井県大野市長野産後期ジュラ紀アンモナイト,大野市教育委員会,51p.
湯川 弘一 研究員 Dr. YUKAWA, Hirokazu
湯川 弘一

1986年 大阪府生まれ。
研究員。岡山大学大学院自然科学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(理学)[岡山大学]。

専門は地質学、古植物学。岡山県や山口県を中心とした中生代後期三畳紀(約2億3000万年前)の地層や植物化石の研究を行っています。当時の植物が、どのような環境で生育していたのかを解明していきたいと思っています。また福井県やタイなどの恐竜が、どのような場所で堆積して化石になったのかという研究も進めています。

ひとこと

オープンした野外恐竜博物館では、恐竜化石が実際に発掘された現場を見ることができます。現場の地層を見て、どんなところから化石が発見されたのかを少しでも実感していただければ幸いです。

主な研究論文
業績リスト外部リンク
主な書籍等
  • 鈴木茂之,湯川弘一.2012.「成羽の化石ハンドブック」,高梁市成羽美術館.10p.
今井 拓哉 研究員 Dr. IMAI, Takuya
今井 拓哉

1987年 東京都生まれ。
研究員。金沢大学大学院自然科学研究科博士後期課程修了。博士(理学)[金沢大学]。
福井県立大学恐竜学研究所助教。

専門は古脊椎動物やその卵、また、化石の形成過程(タフォノミー)です。現在は、主に福井県から産出する白亜紀前期の卵殻化石について研究しています。また、福井県勝山市北谷の恐竜発掘現場における、脊椎動物化石の堆積、形成過程に興味を持っています。

ひとこと

恐竜博物館には秘密や驚きがいっぱいです。ぜひ博物館で、知ること、調べることの楽しさを体験してください。

主な研究論文
業績リスト外部リンク
服部 創紀 研究員 Dr. HATTORI, Soki
服部 創紀

1988年 長野県生まれ。
研究員。東京大学大学院理学系研究科博士課程満期退学。博士(理学)[東京大学]。岐阜県博物館学芸員を経て現職。福井県立大学恐竜学研究所助教。

恐竜を中心とした主竜類の比較解剖学が専門です。特に現在は、獣脚類の後肢の形態や機能が、鳥への進化の過程でどのように変わっていったのかに興味を持って研究を進めています。また、福井やタイで発見された獣脚類化石の分類学的研究も行っています。

ひとこと

恐竜はとても興味深い動物で、恐竜を対象とする研究は数多くありますが、今でも分からないことがたくさんあります。私達の発掘や研究によって皆さんが驚くような新事実を発見し、展示などで紹介できるよう頑張って行きたいと思います。

主な研究論文
業績リスト外部リンク
静谷 あてな 研究員 Dr. SHIZUYA, Atena
静谷 あてな

1989年 宮城県生まれ。
研究員。東北大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)[東北大学]。

岩石の中の化学成分を分析して太古の環境などを調べる、地球化学(ジオケミストリー)という分野を専門にしています。特に堆積物中の有機分子から古生物と古環境との変化の復元を試みる研究をしています。

ひとこと

いろいろな視点から恐竜たち古生物の世界の魅力をお伝えできればと思っています。興味のあることはどんどん質問してください。

主な研究論文
業績リスト外部リンク
中山 健太朗 研究員 Dr. NAKAYAMA, Kentaro
中山 健太朗

1989年 北海道生まれ。
研究員。高知大学大学院総合人間自然科学研究科博士課程修了。博士(理学)[高知大学]。

専門は新生代に生息していた貝類の進化古生態学です。中新世から現在まで、連続的に進化しているキサゴ類の進化に伴う生態の変化(成長・生息場所・分布)を殻の酸素同位体比分析や堆積相解析などから明らかにしていく研究をしています。また、恐竜と同じ時代に生息していた貝類にも非常に興味を持っています。

ひとこと

恐竜博物館で恐竜や貝類を含む軟体動物などの化石を見たり、発掘したりすることで、化石の魅力、太古のロマンを感じてみませんか?

主な研究論文
築地 祐太 研究員 Dr. TSUKIJI, Yuta
築地 祐太

1991年 広島県生まれ。
研究員。広島大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)[広島大学]。

専門は恐竜など脊椎動物の足跡化石を用いた研究です。現在は福井県勝山市の北谷層から産出する恐竜足跡化石の対象に行なっています。また、北谷層以外の手取層群や中国浙江省から産出する恐竜足跡化石の研究も行なっています。

ひとこと

恐竜博物館は幼い頃からの憧れの場所でした。展示されているたくさんの恐竜の標本や、私たちの研究を通じて、多くの方に恐竜の魅力を伝えていければ幸いです。

主な研究論文
  • Tsukiji, Y., Azuma, Y., Shiraishi, F., Shibata, M. and Noda, Y. 2018. New ornithopod footprints from the Lower Cretaceous Kitadani Formation, Fukui, Japan: Ichnotaxonomical implications. Cretaceous Research, 84: 501–514.
  • Tsukiji, Y., Azuma, Y., Shiraishi, F. and Shibata, M. 2019. A diverse theropod footprint assemblage from the Lower Cretaceous Kitadani Formation, Tetori Group, central Japan. Cretaceous Research, 97: 16–33.
  • Tsukiji, Y., Sakai, Y. and Azuma, Y. 2019. Ichnotaxonomic revision of dinosaur tracks from the Lower Cretaceous Tetori Group, Japan. Memoir of the Fukui Prefectural Dinosaur Museum, 18: 1–20.
  • Tsukiji, Y., Kawabe, S. and Azuma, Y. 2020. A reexamination of dinosaur trackmakers based on three-dimensional quantitative data from the Lower Cretaceous Tetori Group of the Oshirakawa Area, Gifu Prefecture (Japan). Paleontological Research, 24 (3): 203–215.
  • Tsukiji, Y., Jin, X., Du, T., Azuma, Y., Hattori, S., Nakada, K., Nakayama, K., Noda, Y. and Zheng, W. 2021. First discovery of a deinonychosaur trackway from the lower Upper Cretaceous of southeastern China. Cretaceous Research 125: 104874.
業績リスト外部リンク
安里 開士 研究員 Dr. ASATO, Kaito
安里 開士

1991年 沖縄県生まれ。
研究員。筑波大学大学院生命環境科学研究科博士後期課程修了。博士(理学)[筑波大学]。

専門は中・古生代(特にペルム紀)に生息していた貝類の進化古生物学。恐竜と比べて脇役になりがちな貝類ですが、時代を遡ると1mを超えるほど巨大になったり、一見すると何の生き物か判断できないほど特殊化した形態になったりと、実は個性豊かな存在です。このような巨大で奇妙な貝類がどんな生き物だったのか、なぜ巨大になったのかを、野外調査と室内分析の双方から明らかにしようとしています。

ひとこと

化石の研究は、「探偵」の仕事と例えられることがあります。太古の貝類が垣間見せるダイナミックな古環境を通じて、恐竜のいた「現場」やそこに息づく「当事者」たち、更には彼らを絶滅に追いやった「犯人」を「目撃」してみませんか?

主な研究論文
業績リスト外部リンク

学芸員

千秋 利弘 主任 SENSHU, Toshihiro
千秋 利弘

1970年 福井県生まれ。
岡山理科大学基礎理学科修了。

教育普及事業、広報、ホームページ担当経験を生かして、博物館学的分析を行っています。

ひとこと

「恐竜」は、科学への入り口としてとても面白い素材ではないでしょうか。
「恐竜」をきっかけとして、みなさまの学問への扉を開くお手伝いができればと考えています。

蘇 綾 学芸員 SU, Ling
蘇 綾

1988年生まれ。台湾台北出身。
主査/学芸員。東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。
建設コンサルタント会社と製造会社を経て現職。

専門分野は地史古生物学で、大学の卒業研究では完新統貝化石の生息時の堆積環境復元を行いました。
大学院では恐竜化石と現生ワニ類・鳥類の骨を用いて、恐竜の成長様式と組織学的な年齢判定手法に関する研究を行ってきました。

ひとこと

恐竜をはじめとする古生物と地学分野の魅力を多くの人に伝えていければ嬉しいです。

小泉 早千穂 学芸員 KOIZUMI, Sachiho
小泉 早千穂

1995年 福井県生まれ。
学芸員。富山大学大学院理工学教育部修士課程修了。

専門は地質学・岩石学で、福井県をメインフィールドにしています。
福井県には、恐竜化石が多産する手取層群以外にも、たくさんの魅力的な地層があります。
これまで手付かずだった岩体や地層について、岩石記載、年代測定、化学組成分析などを用いた幅広い研究を行い、北陸近辺の地域地質研究の発展に努めています。

ひとこと

小さい頃から身近にあった恐竜博物館は、大人になると全く違って見えました。
何度来ても新しい発見がある、常に進化し続ける博物館だと思います。
恐竜を入り口として、地球科学の面白さ、考えることの楽しさに触れてみませんか。

主な研究論文
  • 清原千雅子・久保見幸・小泉早千穂・小牟禮真人・清水祐輔・永野裕二・村上翔太・門前 遼・矢野朱美・WILDAN Mukhallad Faiz,2018,富山県下新川郡朝日町の地質-朝日町,1億5000万年の歴史-.朝日町の地質と化石2018, 3-16.

福井県立恐竜博物館
所在地:
〒911-8601 
福井県勝山市村岡町寺尾51-11
かつやま恐竜の森内
TEL:0779-88-0001(代表)
TEL:0779-88-0892(団体受付)

©2000 - Fukui Prefectural Dinosaur Museum.