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植物化石のいろいろ

ひとくちに「植物化石」といっても、“部位”や“でき方”など実に様々です。導入部となるこのゾーンでは、“でき方”と“大きさ”の違いという観点からいろいろな「植物化石」を紹介し、それらの調べ方、どんなことが分かるのかを解説します。
- 展示資料
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- 地層中で圧縮されて出来た葉の化石や石炭、琥珀など
- 鉱物がしみこんでできた幹やマツボックリなどの鉱化化石
- 花粉や胞子の化石を含む岩石とそのプレパラート


植物のたどってきた道

植物が陸上に現れたのはおよそ5億年前のこと。このゾーンでは5億年間の歴史を「シダ植物の時代」、「裸子植物の時代」、「被子植物(花を咲かせる植物)の時代」にわけ、大型の美しい実物化石標本で紹介します。
- 展示資料
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- 初期の陸上植物(コケやシダのなかま)
- 初期の裸子植物の種子や葉の化石
- 巨大なヤシの葉化石(サバリテス)など
花の誕生と進化

花を咲かせる植物はいつ頃、どんなものから進化したのでしょうか?最新の研究から分かってきた白亜紀の花を紹介します。また、花が現れた頃の様々な生き物の化石を一堂に展示し、当時の環境を紹介します。
- 展示資料
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- アルカエフルクトゥスとそのほかの植物化石
- アルカエフルクトゥスとくらした昆虫や恐竜などの動物化石
- 花が現れた頃の様子を再現した大型ジオラマ


植物を食べた恐竜たち

まだ花がなかったジュラ紀以前の恐竜と、花が現れたあとの白亜紀の恐竜を展示し、彼らが一体なにを食べていたのかを、恐竜の姿勢、歯や顎の特徴、フンの化石などから追求していきます。
- 展示資料
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- ジュラ紀の竜脚類や剣竜類など
- 白亜紀の鳥脚類恐竜と歯を持たない獣脚類恐竜
- 恐竜のフン化石など


花におおわれていった地球

白亜紀に最初の花が現れてから、それらがどのように分布を広げ、地球上をおおっていったのかを、中国の最新研究をはじめ、日本、ブラジル、チリなど各地の化石記録をもとに紹介します。また、花とともに進化した昆虫の化石も展示します。
- 展示資料
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- 中国東北部や日本の白亜紀から第三紀にかけての植物化石
- ブラジルの白亜紀中頃の植物化石と昆虫化石
- 南米チリの白亜紀末期の植物化石


映像コーナー

アルカエフルクトゥスが見つかった中国遼寧省の現場の様子と、花の起源や進化という謎に挑む研究者たちの取り組みを映像で紹介します