2009年度特別展「恐竜のくらした森 ―恐竜は花を見たか?」 2009年度特別展「恐竜のくらした森 ―恐竜は花を見たか?」
特別展へのご招待
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現在のわたしたちの世界を取り巻く森の中で85%以上もの圧倒的多数を占めている「花を咲かせる植物」(被子植物)は、恐竜時代の終わり頃にあらわれ、ごく短い期間に世界を花でおおっていったことが分かっています。白亜紀におこった、この「花のない世界」から「花におおわれた世界」への変化は、恐竜をはじめ、植物を食べる地上の動物たちに大きな影響を与えたと考えられています。

本特別展では、花の誕生とその進化にスポットをあて、植物化石からわかる被子植物の歴史をひもとき、その進化と繁栄に密接な関係がある昆虫や、恐竜など植物食の動物たちと植物との関わりの歴史を紹介します。

中国の瀋陽師範大学古生物研究所をはじめ、国内からは、国立科学博物館中央大学理工学部生命科学科新潟大学京都大学生存圏研究所(財)進化生物学研究所産業技術総合研究所地質標本館大阪市立自然史博物館神奈川県立生命の星・地球博物館富山市科学博物館豊橋市自然史博物館若狭三方縄文博物館石川県白山市教育委員会の協力を得て、恐竜時代、とくに白亜紀における被子植物の進化と繁栄の歴史を紹介します。展示は5つのゾーンで構成し、恐竜時代(中生代)を中心に各時代の植物化石と昆虫、植物食恐竜の化石、生態復元模型、環境再現ジオラマなど約380点 を展示しています。