| 2022年7月27日 |
こんにちは。千秋です。
発掘調査がはじまって3日目。雨がちの天気予報でしたが、発掘現場の取材に訪れました。
丘の上にある前線へ行ってみると足跡化石の調査が行われていました。
先日記者説明会で説明していた足跡化石ですが、レプリカを取ってからの取り外しを行っていました。とは言っても足跡化石だけを岩の面からすっぽりと取り外せる訳ではありません。岩面に重機でヒビをうまくいれて、足跡の周りを含めて外れるようにしてやるのです。このあたりは熟練のワザでこなしていきます。素晴らしい技術です。博物館に持ち帰った足跡はじっくりと研究されるのでしょう。
足跡を外した下の面にも足跡化石がないか、小石を取り除いてキレイにしつつ、慎重に観察していました。
続いてハンマー隊の様子です。先日と同様、昨年掘削した岩を叩いています。本当ならここに全国から来てもらった地学系大学生たちが大勢いるはずだったのですが、新型コロナウイルス急拡大のあおりを受け、参加を取りやめざるをえなくなってしまいました。福井県立大学の学生さんや調査員の先生たちには来てもらえるとのことで、嬉しい限りです。
ハンマー隊からは貝や魚のウロコはもちろんのこと、ワニやカメの化石が見つかっているようで、今日も収穫十分といったところでしょう。
しばらくすると今年のボーンベッドの岩がやって来るはずです。ハンマー隊のテンションもあがるでしょう。新しいポイントの岩はワクワクしますからね。
といったところで今回のレポートはここまでとさせていただきます。ではでは。