現場に行けない日は館内作業

館内での作業のようす
館内での作業のようす

こんにちは。千秋です。

昨日は福井県に記録的短時間大雨情報が出まして、発掘現場および野外恐竜博物館が被害を受けたということで、その確認と安全が確保されるまでは現場での作業は中止となっています。その代わり昨日に引き続き博物館内で作業を行いました。

石の小割りをしています
石の小割りをしています

雨の日に備えて念のためということで取ってきてあった現場の石を、ひとつひとつ小割りして化石の有無を調べていきます。博物館のバックヤードは晴天の屋外に比べて暗いので、工事用ライトを付けてもらっての確認作業です。LEDタイプなので明るいし、近くでも熱くないしこれは便利なものですね。

探し方としては、まず石の周囲をぐるりと確認します。怪しいモノがあればルーペで拡大して確認します。それで無ければタガネとハンマーを使って石を割って割れ面をまた確認します。こうして石が2㎝ほどになるあたりまで小さくします。このあたりは現場でと変わりませんが。

叩いている石は昨年採取したボーンベッドのものですが、骨化石が多数見つかるという訳ではないようで、採取標本リストはなかなか埋まっていきません……

さて、発掘現場のようすが気になるところです。発掘が早く再開できるといいのですけれども。

といったところで今回のレポートはここまでとさせていただきます。ではでは。

(千秋利弘)
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