野外恐竜博物館見学ツアー体験レポ

野外恐竜博物館での発掘体験
野外恐竜博物館での発掘体験

こんにちは。千秋です。

お盆には恐竜博物館に多くの方がおいででした。発掘を対岸から見守ってくれる野外恐竜博物館見学ツアー参加者の方が、気がつけば1万人を突破していました。今回は野外恐竜博物館でどんなことをしているのか、またできるのか、体験レポートをお届けしたいと思います。

野外恐竜博物館の見学ツアーは予約制で、専用バスに乗って発掘現場に向かう約2時間のコースです。予約はこちらのページからしてください。当日は予約時刻の30分前までに、恐竜博物館駐車場にある受付で、料金支払い・バス乗車券発行などを行います。受付の場所は下の写真を参照してください。

野外恐竜博物館の受付場所
野外恐竜博物館の受付場所

同行するナビゲーターによるガイド
同行するナビゲーターによるガイド
野外恐竜博物館に到着
野外恐竜博物館に到着

恐竜博物館から野外恐竜博物館までは専用バスで20分少々。帰りまで同行するナビゲーターさんが道中ガイドをしてくれます。発掘のやり方やこれから向かう発掘現場のこと、またそもそも何故この地で恐竜が発見されたのかなどが解説されます。それにしても彼女たち、お話が上手です。気を抜くとこのバスがU○Jかデ○ズニーのアトラクションだったかと思ってしまうほどの名調子です。お客様と掛け合いをしたり、外の景色を見てもらったりと、あっという間に現地へ到着となります。

展示場での観覧のようす
展示場での観覧のようす
観察広場での観覧のようす
観察広場での観覧のようす

野外恐竜博物館では、3組に分かれて、展示場の見学、観察広場で観察、化石発掘体験を順番に行っていきます。まず展示場では、発掘の歴史や発見された化石の展示がされています。ナビゲーターさんが順に解説してくれますが、各自で見て回っても大丈夫です。次は観察広場へスロープを下りて移動します。目の前ではまさに発掘隊員たちが、ハンマーを手にしています。ここから見える現場の崖はダイナミックで、かつ地層がキレイに見ることができて、とても感動する光景かと思います。

発掘体験のレクチャー
発掘体験のレクチャー
発掘体験中のようす
発掘体験中のようす

真剣にハンマーを振るいます
真剣にハンマーを振るいます
発見しました!貝の化石
発見しました!貝の化石

最後はお待ちかねの発掘体験です(なお3組に分かれますので、それぞれの順番は前後しますよ)。はやる気持ちを抑えてまずはレクチャーを受けます。体験での6つのお約束、ハンマーなどの使い方を聞いてから、ようやく体験スタートです。とは言ってもみなさんハンマーを握るのも初めてのはず。そこで4〜5人のスタッフが常駐していて、皆さんの周りを回っています。石の叩き方、どんな石を割ったらいいのか、また見つけた物が化石なのかなど、気軽に聞いてみてくださいね。

最初は慣れてなくてよく分からないと思いますが、だんだんと割れるようになって、化石を見つけ出します。ただ、「もうひとがんばり!」と思ったあたりでタイムアップとなってしまうようです。楽しい時間が過ぎるのは早いですね。運良く時間内に化石を見つけられた方もそうでない方も、お忘れ物がないようバスに乗車して、恐竜博物館まで戻りましょう。暑い中、みなさんがんばりました。お疲れ様です。その証として「化石発掘証明書」を降車時にお渡ししています。記念として大事にしてくださいね。

多くのお客様がお越しになる野外恐竜博物館ですが、時間終了後に物品などの片付けを済ませてから閉館します。実は今日、私、スタッフの一人として博物館にいました。展示場の後片付けをし、ハンマーやタガネなどを運び、ゴーグルを手洗いします。冷たい山水で数多くのゴーグルを洗うのは大変です。ゴーグルを干し終わったらようやく終了です。

次回はちゃんと発掘現場のレポートをしますね。ではでは。

野外恐竜博物館終了後の一場面
野外恐竜博物館終了後の一場面

(千秋利弘)

© 2014 Fukui Prefectural Dinosaur Museum.
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