雨の日は博物館内で作業

博物館内での作業
博物館内での作業

こんにちは。千秋です。

最近は雨が降る時に、滝のように土砂降りになることが多い気がしています。今日も現場に行こうと思っていたら、雨なので博物館内で作業しているとのこと。

館内での作業ということは、見た目に面白い展開が期待できないのでレポートはやめようと思ったのですが、こういう日もあるということを記録の意味でレポートしたいと思います。

博物館に運ばれた岩石
博物館に運ばれた岩石

さて、今日のハンマー隊作業場所は、博物館地下にあるトラックヤードです。毎日の発掘が終わるたび化石を運びいれる場所です。今朝はまだ降ってはいなかったはずですが、早々に館内作業に切り替えたとのことです。ここは、直射日光や暑さ、突然の雨などはないので、気持ち的にラクな作業場所です。ただ化石の判定にはやや明るさが足りないようで、いくつもライトが用意されていました。

ハンマー作業のために、現場からめぼしい岩が持ち込まれています。もっとも、そこまで大量には持ち込んでいないので、皆さんじっくりと岩に取り組んでいました。色々なものが大量に…という訳にはいかないようですが、いつもの骨化石などのほかに、小さなウロコ化石なども見つかっていました。

他方では、調査開始以来運び込まれた化石標本のチェックを行っていました。現場での作業がない日にはこうしてリストとの突き合わせを行っています。本来、リストに記録した化石は、対応する日付の箱に収められているはずです。ところがいざチェックしてみると別の箱に紛れていたりなど、稀に行方不明の標本があったりします。また記載のミスや勘違いなどがあったりするので、修正したりもしています。まあ今日の日は体力を温存して、明日以降の発掘作業ではまた力を出していきましょう!

といったところで今回のレポートはここまでとさせていただきます。ではでは。

(千秋利弘)

© 2017 Fukui Prefectural Dinosaur Museum.
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