ボーンベッドの岩石から見つかる化石

前線から野外恐竜博物館を望む
前線から野外恐竜博物館を望む

こんにちは。千秋です。

発掘開始から一週間。連日、暑い日が続いておりますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。発掘現場にいる隊員も元気に石を叩いております。

福井県立恐竜博物館の発掘調査では、地層から岩石を取り出し、化石が出てきていないか確認している場所を「前線」。前線で確認し終わった岩石をさらに細かく割って化石を探す隊員たちを「ハンマー隊」と言っています。今日の前線では、崖面の地層を露出させて、状況を確認したりスケッチを行ったりしていて、あまり活発に動いているといった感じではないですね。

ハンマー隊の作業場所
ハンマー隊の作業場所

では、ハンマー隊の様子を見てみましょう。前線の場所から少し離れた平らな場所がハンマー隊の作業場所です。ハンマー隊は、博物館職員を中心に、福井県立大学の先生、学生、全国の地学系研究室の学生で構成されています。現在15名ぐらい、という感じですね。皆、思い思いの場所で石を叩いたり、細かく観察したりしています。


では私もと、石を割り、割れ面を観察し、といったことを続けた午後、骨化石を見つけることができました。小さくて非常に分かりにくいですが、岩とは違う茶色の物体、ご覧になれますでしょうか?動画で発見の様子をどうぞ。

発見した貝化石の数々
発見した貝化石の数々
テンバコには皆が発見した化石が
テンバコには皆が発見した化石が

私の叩いていた石は貝化石を多く含んでいた硬めの岩石でしたが、中には風化していて数度叩くだけで割れてしまう岩石も交じっています。いずれも炭化した植物化石が表面に露出しているのが特徴ですね。他のハンマー隊員たちも骨化石やカメの化石、ウロコの化石などを発見していたようで、テンバコにいっぱい納められていました。

来週には一段と学生たちの参加が増えるとのこと。観察する目が増えて、発見化石のテンバコも賑わって欲しいものです。といったところで今回のレポートはここまでとさせていただきます。ではでは。

(千秋利弘)
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