■サヌックな人々 ~日タイ恐竜プロジェクト メンバー紹介~

日タイ恐竜プロジェクト メンバー

タイでの発掘作業もいよいよ終盤です。ここでは、日々炎天下で発掘調査を行っているサヌック(楽しい)なメンバーを紹介したいと思います。

タイでは通常、ニックネームで呼び合うようです。ムー(豚)とか、タオ(カメ)というものもあるとのこと。年上には「ピー」をつけて、年下には「ノン」を付けます。例えば、名前がマサトだと「ピー・マサト」や「ノン・マサト」など。タイ隊にはニックネームで登場してもらいます。


ジンタサクル館長(Dr. Pratueng Jintasakul)
ジンタサクル館長 (Dr. Pratueng Jintasakul)

珪化木鉱物資源博物館の館長。温和な性格で疲労しきった我々を和ませてくださいます。

ひとこと

「ぜひ当館へお越し下さい」



ユパ(Dr. Yupa Thasod)
ユパ (Dr. Yupa Thasod)

タイ隊の現場リーダーで象化石の研究者。日本に留学していたこともあり、日本語が上手で、とても頼りになるリーダーです。

ひとこと

「このプロジェクトに参加でき、とても光栄に思っています。仕事の仕方や人々、文化の違いなど、多くのことを学ぶことができました。また、発掘調査がスムーズに進んでおり、楽しみながら作業をしています(時々、問題もありますが)。日本隊のメンバーが慣れないタイ語を使う時は、愉快で、参加者の大きな笑いを誘います。  恐竜プロジェクトに関係している皆さまに感謝しています。」


プゥ(Dr. Rattanaphorn Hanta)
プゥ (Dr. Rattanaphorn Hanta)

前線で化石を見つけ出し、化石のマッピングを行っています。日本語・英語ともに堪能な、ほ乳類化石研究者です。

ひとこと

「アジア最大級を誇る福井県立恐竜博物館と共同調査ができ、大変うれしく思っています。恐竜化石の発掘やクリーニング作業の方法などを吸収するため、日々、学習に励んでいます。タイへようこそ!!」


ギャウ(Kaew Jenjitpaiboon)
ギャウ (Kaew Jenjitpaiboon)

発掘調査の潤滑油。地元作業員と我々日本人のコミュニケーションをスムーズにしてくれる、スタッフです。私のことを「ルン」と呼びます。



メイ(May)
メイ (May)

ハンマー隊で発見される膨大な量の化石をふるい分けし、リストへ登録をおこなっているスタッフ。普段はプリパレーションを行っています。昼休みなどでは皆を笑わせるムードメーカーです。



Pond、Pom、Adda、Pea
Pond、Pom、Adda、Pea

チェンマイ大学の地質系の卒業生と院生の4人。真面目でよく働く、強力な助っ人でした(写真奥の右2人と左2人)。



ハナコ(?)
ハナコ(?)

博物館に住み着いている犬。我々日本隊は「ハナコ」と呼びます(本当の名前は違うようです)。人懐っこく、乾いた心に潤いを与えてくれます。


一言タイ語 「ボッペニャン・ドック」
意味;イサン(東北部)の方言で「大丈夫・問題ない」などを意味する便利な言葉です。
※ ここで表記しているタイ語は会話の中で聞き取った発音です。間違い等はご容赦ください。

次回は日本人スタッフの紹介です。

(柴田正輝)