| 2021年8月27日 |
こんにちは。千秋です。
発掘期間が1週間のびて、9月11日までに延長されました。今年は雨で中断の日が多いような気がしますので、ちょうど良いですね。予定より1週間分多く様子をレポートできることになりました。
さて前線ですが、足跡化石面が出されています。丘の上なのでそこまで広くはないですが、地層にそった斜めの面です。面の片隅には鳥脚類の足跡がついていました。しかも前足もついている連続歩行です。撮影に行った時には面の6割が出されていましたので週明けには全面が出されていることでしょう。記録をすませれば、さらに下に待つボーンベッドの掘削です。
さてハンマー隊ですが、作業場所が元の広くて平らなところに戻ってきています。人数的には淋しいですが、時折、県立大学院生がお手伝いに来てくれます。ありがたいことです。
ハンマー隊のテントの下では貝化石が専門の中山さんと安里さんが、発掘中に発見された貝化石の仕分けを行っています。発掘中には大量に貝化石が発見されます。きちんと分類整理して研究されます。こうした作業で恐竜時代のようすがまたひとつ分かっていくことでしょう。
といったところで今回のレポートはここまでとさせていただきます。ではでは。