| 2018年8月7日 |
発掘調査も2週目に入りました。
連日、気温が30℃を超す真夏日が続いていましたが、今日は雲が多く、今年の発掘が始まってから、初めてと思えるぐらい涼しい風が吹く日でした。
さて、今日はどんな化石と出逢えるのでしょうか。
引き続き、ボーンベッドを掘削中の前線ですが、重機の音は聞こえてきません。前日に見つかった骨化石の足りないパーツを探すべく、周囲にある割れた小石を水で洗ってチェックしていたようです。現在掘削中の部分は、ボーンベッドの中でも脆く崩れやすく、化石も壊れやすいので慎重な調査が続いています。
ハンマー隊も調査補助員の人数が増えて、少し賑やかになってきました。それでも、調査中はハンマーの音だけが響いています。
先週後半に前線から新たに送られてきた岩石は、ボーンベッドの中でもとくに化石が密集している部分のようで、骨や歯、卵殻など、いろいろな化石が出てきています。現場では断面や一部分しか見えないので、博物館でクリーニングされるのが待ち遠しいです。
福井県立大学の実習で訪れた大学生たち
今日は福井県立大学の学生さんたちが、集中講義として発掘現場での実習にやって来ました。皆さん熱心に教員の説明を聞いていますね。その後は、話を聞くだけでなく、ハンマー隊に混ざって実際に発掘調査にも参加してもらいました。
実習は金曜まで続くようなので、今週は賑やかな発掘現場となりそうです。