博物館の出版物
「南アジアの恐竜時代」
2015年の開館15周年を記念する特別展「南アジアの恐竜時代」では、アジア南部(タイ、ラオス、中国南部)の恐竜たちに注目し、恐竜とそれを取り巻く動物たちの貴重な標本をご紹介しています。
この地域から発見された恐竜化石には、三畳紀からジュラ紀、白亜紀にいたるまで、恐竜時代全般にわたる様々な話題が盛りだくさんです。特にラオスで発見され日本初公開の獣脚類イクチオベナトールや、タイで発見された全長15.5mの大型竜脚類プウィアンゴサウルス、中国で当館との共同調査で発見した卵化石やアンキロサウルス類の全身骨格など、今後のさらなる研究発展が期待される最新の標本を見ることができます。
この図録では、特別展で紹介されている標本や各国の発掘地の写真、研究の歴史、また図や解説文を収録しています。さらにこの地域の恐竜研究の歴史、最新研究情報なども収録し、非常に盛りだくさんの内容です。
著者 | 関谷 透(福井県立恐竜博物館) |
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発行 | 福井県立恐竜博物館(2015年7月1日付発行) |
価格 | 1,000円(A4版オールカラー、108ページ) |