恐竜・古生物 Q&A

恐竜は子どもの世話をしていたの?

現在の鳥のほとんどは、卵を抱いて温め、生まれた子どもの世話をします。また、ワニの中にも卵や生まれた直後の幼体を守るものがいます。そのため、恐竜の中にも子育てをした種がいた可能性があります。

また、一部の獣脚類 じゅうきゃくるい (オビラプトロサウルス類やトロオドン科)や、“カモノハシ竜”のなかまには、同じ種のたくさんの恐竜が一か所に集まって巣作りや子育てをしていた(集団営巣)ものがいたことが分かっています。また、同じ場所で何度も繰り返し巣作りをしていた種がいたこともわかっています。

しかし、すべての恐竜が子育てをしていたわけではなく、現在の多くの爬虫類 はちゅうるい と同じように、卵を産み付けた後には卵を抱くことも子育てもしなかった種もいたと考えられます。

トロオドンの抱卵の再現

トロオドンの抱卵の再現

(2020/12/22更新)

福井県立恐竜博物館
所在地:
〒911-8601 
福井県勝山市村岡町寺尾51-11
かつやま恐竜の森内
TEL:0779-88-0001(代表)
TEL:0779-88-0892(団体受付)

©2000 - Fukui Prefectural Dinosaur Museum.