恐竜・古生物 Q&A

恐竜は生まれてからどのくらいで大人になるの?寿命はどのくらい?

一般的には大型の恐竜ほど早く成長したと考えられています。また、成長が遅い時期と早い時期(成長期)があって、例えばティラノサウルスは10代の頃に最も成長が早く(最速で1日あたり約2kgのペースで体重が増加)、25歳くらいで成長がほぼ止まって「大人」になったと推測されています。

寿命も大型の恐竜の方がより長かったと考えられていて、小型の獣脚類 じゅうきゃくるい では3~4年程度、大型の竜脚類 りゅうきゃくるい では50年以上生きたとみられています。

このような年齢や成長のようすは、主に化石の骨に残された成長の痕跡 こんせき から調べられています。

恐竜の大腿骨の化石の断面

恐竜の大腿骨の化石の断面。このように、骨の断面には成長速度の変化で形成された縞模様(成長線)が見えることがあり、年齢を推定する手掛かりになります

(2020/12/22更新)

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