恐竜・古生物 Q&A

歯の数が一番多い恐竜は?一番少ない恐竜は?

“カモノハシ竜”と呼ばれるハドロサウルス類は、非常に多くの(数百~数千本)歯をもっていたことで知られています。ハドロサウルス類の口では、隣り合う小さな歯が何本もまとまったものが、さらに何層にも重なっていて、上の歯が食事ですり減ると、下から新しい歯のまとまりが出てきて次々に生え替わるようになっていました(デンタルバッテリー構造と呼ばれます)。

逆に歯が最も少ないのは、鳥に近い獣脚類 じゅうきゃくるい などで見られるような、歯を全く持たない恐竜たちです。この恐竜たちは歯の代わりにクチバシを使って食事をしていました。

ハドロサウルス類であるエドモントサウルスの下顎の化石

ハドロサウルス類であるエドモントサウルスの下顎の化石。使っている歯の下に、予備の歯がたくさん準備されています(デンタルバッテリー構造)。植物を食べて歯がすり減ると、次の歯が出てきて補うような仕組みになっています

(2020/12/22更新)

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