恐竜・古生物 Q&A

ステゴサウルスなどの体の大きな恐竜は、小さな脳で生きていけたの?

ステゴサウルスのように、脳が小さい恐竜でも生きていくことはできました。なぜなら、ステゴサウルスよりも小さい脳をもつ動物は数多くいるからです。ステゴサウルスの脳の重さは、かつてはクルミほどしかないとされていましたが、現在は小さめのニワトリの卵よりも少し軽いくらい(47g)だったと考えられています。

ちなみに、ある動物の脳がどれくらい発達しているかということは、その動物の体重に対して脳の重さがどれくらいであったかを調べればわかります。これを示す値(脳化指数 のうかしすう )を見ると、現在の爬虫類 はちゅうるい の平均を1とした場合、ステゴサウルスは1.36でした。このことから、ステゴサウルスの脳は、むしろ現在の平均的な爬虫類の脳より発達していたと考えられます。

ステゴサウルス・ステノプス

ステゴサウルス・ステノプス

(2020/12/22更新)

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