恐竜・古生物 Q&A

恐竜は温血(内温性、恒温性)?冷血(外温性、変温性)?

これまでの研究により、多くの恐竜が温血(内温性)だった可能性が高いとされています。

恐竜の骨を観察すると、現在の温血動物にしか見られない構造(ハバース管)があります。また、骨から恐竜の成長を調べると、恐竜が現在の温血動物のように急速に成長していたことが分かっています。

さらに、恐竜の骨を化学分析することによって、その恐竜の体温を推定する研究が行われています。一般的に、冷血動物は温血動物に比べて体の中心の温度と外側の温度に違いが出やすくなります。この基準で分析結果を見ると、多くの恐竜は温血である一方で、一部は冷血の可能性が示されました。しかし、冷血の恐竜も子どもの頃は温血だったこともわかりました。

これらの情報から、恐竜が現在の鳥や哺乳類 ほにゅうるい と同じように高度な内温性をもっていたかどうかはわかりませんが、少なくとも他の爬虫類 はちゅうるい のような外温性ではなかったことがわかります。ほとんどの恐竜、もしくはすべての恐竜は原始的な内温性をもっていたと言えるでしょう。

イグアノドン類の骨に見られるハバース管

イグアノドン類の骨に見られるハバース管

(2020/12/22更新)

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