恐竜・古生物 Q&A

恐竜の足跡からなにがわかるの?

恐竜がぬかるんだ地面を歩いてつけられた足跡も、運が良ければ化石になって残ります。

連続した恐竜の足跡からは、恐竜の歩幅や移動する時の速度がわかります。また、多くの恐竜が歩いた あと がまとまって見つかると、一緒に暮らしていた恐竜の種類や群れの行動、子どもとおとなの大きさの違いなどがわかることもあります。さらに、保存のよい足跡には、恐竜の足の裏にある皮膚 ひふ 痕跡 こんせき が見られることがあります。

足跡に限らず、ふんやかじり痕のような行動の痕跡を示す化石は「生痕 せいこん 化石」とよばれ、それを残した生物がどのような生活をしていたのかを知る手がかりになります。

福井県勝山市の恐竜発掘現場でも、多くの恐竜の足跡が見つかっており、獣脚類 じゅうきゃくるい 竜脚類 りゅうきゃくるい 鳥脚類 ちょうきゃくるい など様々な恐竜の足跡があることがわかっています。また、鳥や翼竜、カメの足跡化石も発見されています。

福井県勝山市の恐竜化石発掘現場で発見された足跡化石面

福井県勝山市の恐竜化石発掘現場で発見された足跡化石面

(2020/12/22更新)

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