恐竜・古生物 Q&A

恐竜は群れで生活していたの?

恐竜の種類によっては、群れで暮らしていたと考えられています。

アメリカ・テキサス州で発見された竜脚類 りゅうきゃくるい のなかまの連続する足跡化石は、多くの足跡が同じ方向に進んでいました。また、大勢のおとなが子どもを取り囲んで集団で移動していた様子が残されているため、この恐竜が「組織された群れ」を作って生活していたと考えられています。また、獣脚類 じゅうきゃくるい 鳥脚類 ちょうきゃくるい の中にも群れで行動したものがいたことが、足跡化石の発見からわかっています。

また、おとなと子どもが入り混じった同じ種類の恐竜の化石が、同じところから大量に発見されることがあり、一緒に行動していた群れのなかまが何らかの原因で一斉に死んでしまったと推測されています。

アメリカで発見された竜脚類の群れの足跡化石

アメリカで発見された竜脚類の群れの足跡化石。同じ種類で大きさの異なる竜脚類の足跡が同じ方向(図の下から上へ)に移動しています

(2020/12/22更新)

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