恐竜・古生物 Q&A

恐竜の皮膚のようすはわかるの?

骨や歯など、硬い部分は化石として残りやすいのですが、柔らかい皮膚 ひふ は腐って分解されやすいため、化石として残りにくいです。しかし、足の裏などの皮膚が泥に押し付けられてできた跡が残る足跡化石や、ミイラ化した皮膚の あと がきれいに保存された化石(皮膚痕 ひふこん 化石)が発見されており、これらから恐竜の皮膚について知ることができます。

カスモサウルスやケントロサウルスといった角竜 つのりゅう の皮膚には、丸くて平らな形をした大きいうろこが点在し、その間を突起 とっき のある小さいうろこが埋めています。このようなごつごつした皮膚の様子は、アルゼンチンから発見された獣脚類 じゅうきゃくるい のカルノタウルスでも見られます。近年発見された、ヨロイ竜のなかまのボレアロペルタの化石は、皮膚のようすが細部までわかる上、皮膚のケラチンや色素細胞まで保存されていました。

福井県立恐竜博物館では、アメリカ・ワイオミング州の後期白亜紀の地層から発見されたエドモントサウルスの化石のレプリカを展示しています。この標本では、全身のほとんどの皮膚がミイラ化し、その皮膚の跡が化石として保存されています。

エドモントサウルス・アネクテンスの「ミイラ化石」

エドモントサウルス・アネクテンスの「ミイラ化石」。保存状態が良く、骨だけでなく皮膚や筋肉の痕跡も化石に残っています

(2020/12/22更新)

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