恐竜・古生物 Q&A

カンブリア爆発の「爆発」の意味は?

実際に何かが爆発したわけではありません。

古生代カンブリア紀の地層から、それより前の時代の地層からはほぼ見つからないような、複雑なからだや硬い殻・骨格をもつ生物の化石がたくさん発見されました。そのため、生物の種類や数がこの時期に爆発的に増えたように見えることから、この変化を「カンブリア爆発」と呼んでいます。

以前、カンブリア爆発は、現在地球上にいる動物の大グループ( もん )がほとんどすべて出揃った、まさしく爆発的な進化が起きたことを示していると考えられていました。しかし遺伝子分析などにより、カンブリア爆発よりも前にそういった動物の大グループは出現していたことがわかりました。そのため、この時期にはむしろ、生物が一斉に殻などの硬い体構造を手に入れたため、化石に残りやすくなった結果、化石記録上では急激に進化が進んだように見えているのではないかという説も唱えられています。

カンブリア紀に出現した節足動物の1グループ・三葉虫類の化石

カンブリア紀に出現した節足動物の1グループ・三葉虫類の化石。複雑なからだと硬い殻をもちます

(2020/12/22更新)

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