恐竜・古生物 Q&A

化石の色に違いがあるのはなぜ?

恐竜の化石は、濃い茶色や薄茶色、クリーム色や黒に近い灰色など、様々な色をしています。それらは、骨が地中に埋もれて長い年月が経つ間に、地中にある石の元となる成分が染み込んで着いた色なのです。染み込む成分の種類によって、色は変わります。例えば、2001年に開催した特別展「ロイヤル・ティレル古生物学博物館の恐竜たち」では、通称「ブラックビューティ」とよばれる黒光りする大迫力のティラノサウルスが展示されていました(ダイノラボにあるティラノサウルスはそのレプリカです)。その黒い色は、マンガンという成分が染み込んだせいなのです。

ティラノサウルス「ブラックビューティ」のレプリカ

恐竜博物館のダイノラボに展示されているティラノサウルス「ブラックビューティ」のレプリカ(左下は別角度の写真)。元になった化石も黒い色をしています

(2020/12/22更新)

福井県立恐竜博物館
所在地:
〒911-8601 
福井県勝山市村岡町寺尾51-11
かつやま恐竜の森内
TEL:0779-88-0001(代表)
TEL:0779-88-0892(団体受付)

©2000 - Fukui Prefectural Dinosaur Museum.