恐竜・古生物 Q&A

なぜ何年前の化石だとわかるの?

多くの場合、化石だけではそれがいつのものかわかりません。しかし、よく「約1億2000万年前」とか、化石の古さを数字(年代)で表現されているのを聞いたり見たりします。化石に「何年生まれ」とか数字が書いてあるわけではありません。それはどうやってわかったことなのでしょう?

年代を知る方法はいくつかありますが、化石やそれが見つかった地層の中に含まれる鉱物を化学的に分析する方法がよく利用されています。具体的には、鉱物中の放射性同位体の量を測定して、その結果を基に年代を計算で出すことができます(放射年代測定 ほうしゃねんだいそくてい )。

年代の資料がたくさん集まってくると、絶滅した生物の生存期間がわかります。ある生物の生存期間がわかれば、今度は逆にその化石を含む地層や一緒に出てきた他の化石がおよそ何年前ぐらいのものか、ということがわかるようになります。

放射性元素の半減期の模式図と、放射年代測定に使われる鉱物の例

(上)放射性元素の半減期の模式図と、(下・右上)放射年代測定に使われる鉱物の例。放射性元素は決まった時間(半減期)が経過するとそのうちの半分が放射崩壊して別の元素に変わります。逆に言うと、最初にあった放射性元素の量、現在の量、半減期がわかれば、その鉱物ができてからどのくらいの時間が経ったのかを逆算できます。放射性元素の種類によって半減期は異なるので、適用したい時代範囲によって測定する元素を使い分けています

(2020/12/22更新)

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