イベントのご案内
特別展講演会「極圏の恐竜」
- 日時
- 7月20日㈰ 14時00分~15時00分
- 内容
- 特別展に多大な協力をいただいたオーストラリアのモナシュ科学館の館長による講演です。
- 講師
- 豪モナシュ科学館長 パトリシア・V・リッチ博士
- 場所
- 当館講堂
- 対象
- 一般
- 演題
- 「極圏の恐竜 - Dinosaurs on Ice: Dinosaurs from the North and South Polar Regions -」
オーストラリア国立モナシュ大学付属モナシュ科学館長。モナシュ大学教授。
1944年アメリカ生まれ、オーストラリア在住。コロンビア大学で博士号を取得。哺乳類、鳥や恐竜の化石を研究しており、近年生命の起源を探るため先カンブリア時代の生物も研究中。ゴンドワナ大陸の発掘成果においてナショナルジオグラフィックから賞をもらう。「サイエンス」誌をはじめとする科学雑誌に140編以上の論文を出版し、出版した本の功績として1992、1993、2001年にオーストラリアの名誉ある賞(ユークリア賞)を受賞した。モナシュ科学館の初代館長で教育普及プログラムにも携わっている。
イベントの様子
-
すばらしい標本のスライドを使った講演
-
語りかけるように話をされていました
-
講演後の質問に熱心に答えるリッチ館長
-
多くのお客様に参加いただきました
講演要旨
多くの恐竜は熱帯地域や温帯湿潤地域から発見されていいます。しかし、中には極寒と暗闇に包まれた極圏地域に生きていた恐竜もいたのです。これらの恐竜は厳しい環境に適応し、おそらく温血であったと思われます。近年新しく発見されている極圏地域(オーストラリア、南極大陸、ニュージーランド、アラスカ、南米)の恐竜化石は、恐竜たちがどのように生きて当時の環境がどのようなものであったかを私達に伝えてくれます。今回の講演では発見されている恐竜を紹介し、当時の環境がどのようなものであったかをお話します。