イベントのご案内
講演会「恐竜はなぜ滅んだか」
このイベントは終了しました。
- 日時
- 3月28日㈰ 14時00分~15時30分
- 講師
- 早稲田大学 平野 弘道 教授
- 場所
- 当館講堂
- 対象
- 一般
このイベントは終了しました。
平野 弘道 教授
Prof. HIRANO, Hiromichi
早稲田大学教育学部 教授。日本古生物学会会長。理学博士。
恐竜時代の海の生物を通して、生物の絶滅事件や、その背景となった現象を理解するための研究を行っている。
著書に「繰り返す大量絶滅(岩波書店)」。
イベントの様子
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平野弘道先生をお迎えしました。
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多くのお客様が聴講されました。
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多くのスライドやOHPで紹介いただきました
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質問にお答えされている平野先生
講演要旨
恐竜は今からおよそ2億3000万年前頃に出現し、6500万年前に滅びるまで、地上でさまざまな種に分化して繁栄しました。繁栄していた恐竜がなぜ滅び去ったのかは長らく疑問でしたが、1980年にアルバレスほかの論文「隕石衝突仮説」によって、その答えが示されました。しかし、その後20年にわたる議論を経て、ようやくその答えが真実であるらしいことが認めらたのです。
なぜ絶滅の原因が長らく分からなかったのでしょうか?なぜ「隕石衝突仮説」が長らく認められなかったのでしょうか?そして、なぜ遂に認められることになったのでしょうか?過去の歴史を正しく再現することは、大変に難しいことです。私たちが観察できる事実は、どのように事実と異なっているのでしょうか? どうしたら、歴史上の出来事の因果関係を証明できるのでしょうか? 化石記録の特徴、歴史的出来事の原因についての証明の仕方、などに焦点を当ててお話していきます。