イベントのご案内

講演会「“恐竜”の卵をめぐる不思議」

このイベントは終了しました。
講演会「“恐竜”の卵をめぐる不思議」のイメージ
日時
5月16日㈰ 14時00分~15時30分
講師
館長 濱田隆士
場所
講堂
対象
一般
内容
近年、中国では恐竜と鳥とが大きな話題となっている。この2つのグループだけが固い殻の卵を産むという点で共通している。恐竜は永年爬虫類とされていたが、爬虫類で固い殻を産む例は知られていない。最近、毛のある恐竜も原始祖鳥と一緒に数多く見出され、温血か変温かで話題が混乱してきた。あの巨大な恐竜は、どうやって卵を抱いたのだろう?鳥は本当に羽毛恐竜とどうつながるのだろう?謎は多い!
このイベントは終了しました。
Photograph of Speaker
濱田 隆士 館長  Director HAMADA, Takashi

1933年宮崎県生まれ。

福井県立恐竜博物館長。東京大学名誉教授。放送大学教授。理学博士。

宇宙地球科学、地史学、古生物学全般に幅広い知識を持ち、多方面で活躍している。

『恐竜の図鑑』『原色化石図鑑』『恐竜時代の博物誌』など、著書共著も数多い。

講演概要

  1. 中国本土から大量の“恐竜卵”発見
    • 巣造りをしていた証拠も→子育て?
    • 円蛋(球形卵)の並び方には規則性がない?
  2. 鳥類と“恐竜類”(爬虫類)のみが硬い殻の卵を産む!
    • 鳥類:すり鉢型の巣が大半―例外はフクロウの仲間で木の洞中に!
    • “恐竜類”の円蛋と海亀の卵との共通性
  3. 最近発見が続く“有毛恐竜”類、“飛べる恐竜”とは何者?
    • ドイツのジュラ紀後期からの始祖鳥との比較
    • 中国遼寧省から2,000体を超す“有毛恐竜”―“飛べる恐竜”シリーズ!!
  4. 卵を抱く動物は、温血(恒温)動物
    • 鳥類はその典型!
    • では“恐竜類”の場合は?!
  5. 自然分類の常識が破られる!!
    • 爬虫類は硬い殻の卵を産まない??
    • “恐竜類”は?―巨大な恐竜はどのように仔竜を育てたのだろう?
博物館講演会「“恐竜”の卵をめぐる不思議」
博物館講演会「“恐竜”の卵をめぐる不思議」

福井県立恐竜博物館
所在地:
〒911-8601 
福井県勝山市村岡町寺尾51-11
かつやま恐竜の森内
TEL:0779-88-0001(代表)
TEL:0779-88-0892(団体受付)

©2000 - Fukui Prefectural Dinosaur Museum.