勝山市北谷で7月27日からはじまった恐竜化石発掘調査が、無事終了しました。今回は本格的な調査ではなく、来年度以降に予定されている第3次調査のために試掘をする予備調査です。約2週間行いました。
この発掘現場からはここ十数年間の調査で、数多くの恐竜化石、カメやワニ、植物や貝など多くの標本を産出してきました。カナダ・アルバータ州の豊富さにはかないませんが、限られた発掘現場からということでいえばかなり豊富に化石を産出しているといってよいでしょう。以前は謎とされてきた日本の中生代環境(恐竜とその周りの生態系)が、勝山の調査によって少しずつ明らかとなってきました。
第3次調査に向けての試金石となる今回の予備調査の結果は、後日 公表する予定です。