当館は、昨年夏行われた試掘調査での成果の、記者説明会を開きました。調査では、今までのボーンベッドよりさらに下を掘削。その結果、骨化石層の下位に新たに足跡化石面を発見することができました。
この掘削にともない、今までのボーンベッド(骨化石層)から骨化石を含む多くの化石が見つかりました。これらには幼体の獣脚類(フクイラプトル)の歯や骨格、卵化石が含まれています。特に卵化石は密集して発見されました。
このことから、従来発掘を行ってきたボーンベッド(骨化石層)をさらに拡大して調査することにより、さらに多くの発見が期待できることが考えられます。幼体恐竜の骨格復元や、成長の過程解明などの可能性が強まってきました。