福井県立恐竜博物館にこのたび、動く恐竜ロボット「フクイラプトル」がやってきました。開館10周年に向けたさらなる魅力づくりの一環として製作したものです。
ロボットのモデルは、当館が恐竜発掘調査を進める中で発見された獣脚類フクイラプトル・キタダニエンシス。鋭いカギ爪を前足に持つ肉食恐竜です。この獣脚類として日本で初めて復元された体長4.2mの恐竜骨格をもとに、動く恐竜ロボットにしあげました。
獰猛な顔立ちに赤く広げられる大きな口やウロコ状の皮膚、筋肉の付き方などは、野生の肉食獣をまさにイメージさせます。コンピュータ制御の圧縮空気によってその体はスピーディーかつダイナミックに動き、威嚇や咆哮などの動作をよりリアルなものにしています。
これまでのフクイサウルスにかわり、恐竜博物館の新たなアイドルになってくれることでしょう。1階エントランスホールにぜひ見に来てください。